ボストン広域生活での出来事

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カテゴリー: ファイナンス

Starwood Preferred Guest クレジットカード

米国生活をはじめたばかりの外国人にとって、メリットのあるクレジットカードに入るのは実は大変。クレジットヒストリーを構築してからでないと審査が通らないのである。

  1. ANA USA カード
  2. Bank of America Cash Rewards
  3. Bank of America Travel Rewards

ステップを踏んで、ようやくこの3つのカードを保有。アメリカ国内出張がそれなりにあり、ホテル滞在も多いので「トラベル」という軸で大きなメリットがあるものとして選んだのが、これ。

Starwood Preferred Guest American Express Card

https://www.americanexpress.com/us/credit-cards/card/starwood-preferred-guest/

starwood-preferred-guest

  1. SPG グループは他のチェーンと比べて上級会員までに到達しやすい
  2. カードメンバーになると5泊分と2滞在分のクレジットが加算され、さらに到達しやすくなる
  3. 外貨利用手数料が無料
  4. SPG チェーン滞在時のスターポイントが最大5 point/dollar(SPGメンバーポイントが2〜3 point / dollar、加えてカード利用ボーナスポイントが2 point/dollar)
  5. Marriott チェーン滞在時のカード利用 SPG ボーナスポイントが2 point/dollar
  6. Boingo Wireless が無料で利用可能 (Boingo American Express Preferred Plan Wireless)
  7. 年会費 95 ドルと比較的リーズナブル
  8. カード発行後3ヶ月以内に 3,000 USD 利用で SPG ボーナスポイントが 35,000 ポイント (期間限定)

申請と審査はオンラインで即座処理。無事審査も通り、晴れて SPG AMEX メンバーに。

さぁ、これで ANA USA Card の解約ができる。

JAL USA カードと ANA USA カードとの比較

ANA USA Card を申請し、今も利用していますがそもそも JAL USA Card との比較をしなかったなぁと思い、いろいろ調べてみたら、今更ながら大幅には異ならないものの違いはあるなと気づきました。ということでちょっと整理。

JAL USA ANA USA
Basic Rewards Premium Rewards
年会費 $20 $70 $70
特典(加算マイル) $2 = 1マイル $1 = 1マイル $1 = 1マイル
カード種類 Master (Business) Master (Business) VISA (Business)
発行銀行 First National Bank of Omaha First National Bank of Omaha
家族カード 無料 無料
初回国際線利用特典 5,000マイル 5,000マイル
国内線・国際線機内販売割引 10% (JALグループ便) 10% (ANA便)
空港免税店割引 5% (JAL-DFS/JAL DUTY FREE) 10% (ANAグループ空港免税店)
カーライフサポート 入会金10ドル引き特典 入会金半額特典
プレミオカーライフサポート プレミオカーライフサポート
特典詳細 JAL USA Card ANA USA Card
会員規約 規約 規約

他にも特典詳細を読み込むと違いはありますが、大きな点としてはマイル加算を重要視しない場合には JAL USA Card の方が年会費を押さえられるというメリットがあるという点ですかね。

(2017年2月22日 更新) – JAL USAカードの「カーライフサポートのカード同時申し込み特典」はカード発行銀行の要請により特典打ち切り中止となったようです。プレミオカーライフサポート申し込みの際に、JAL というキャンペーンコードを入力すると入会金が10ドル引き (半額) になるそうですので、ANA USA カードと同じ条件になりました。

■ 関連トピック

ANA USA Card 申請〜受領

突然来るクレジットカードのプリアプルーブ

申し込んでもいないのにプリアプルーブドされましたとクレジットカードのDMが来ました。

日本では提携企業からのDMを希望したりすると届いたりしますが、こちらでは何もしてないのに突然来るようです。

そのDMのデザインが秀逸。カードまで来るの?!と思わせるような凝ったデザインできましたのでちょっと紹介。もちろんフェイクカードですが。


米国ではクレジットヒストリーが重要なのですが、それが一定のスコアを超えるとこういうものが届くようになるようです。個人情報なんてないようなもんですね。

よく言えば、こういうのが届き始めると、そこそこのスコアになったというサインなのかもしれません

バンク・オブ・アメリカCash Rewardsクレカ

Bank of America にて銀行を開設したのが2016年2月。

オンラインアカウントを定期的にチェックしているとパーソナライズオファーが表示される。

当初は Secured Credit Card と呼ばれるものが表示されていた。

Secured クレジットカードとは「年会費」「デポジット」が必要な種類のカードでクレジットヒストリーがない人にとっては加入しやすいタイプのカード

3ヶ月以上経過した5月末〜6月頭にかけて年会費無料の Bank of America カードオファーが表示されるようになってきた。具体的には Cash Rewards と Travel Rewards の二種類。

BoA Cash Rewards Banner

クレジットヒストリーをさらにビルドしていくためには、現在保有唯一のカードである ANA USA Card だけでコツコツためるのではなく、複数カードを保有し実績を作っておくことも重要。かつ ANA USA Card はヒストリーのない日本人が作りには便利ではあるものの、ANAマイルが加算されること以外の大きな特典がないため、二枚目のカードとして Bank of America Cash Rewardsカードオファーを申請することを決断。

特徴

(2020年10月更新)

  • Bank of America Cash Rewards
  • 年会費
    • 無料
  • キャッシュバック
    • 3%: 選択したカテゴリ (*1)
      • ガソリン
      • オンラインショッピング
      • ドラッグストア
      • 家のデコレーション・リフォーム・メンテナンス
      • ダイニング
      • 旅行
    • 2%: グローサリー、ホールセールクラブ (*2)
    • 1%: その他
  • ボーナス
    • Preferred Rewardsのステータスに応じて獲得ポイントの25%, 50%, 75%のボーナスポイント加算あり
  • 外貨トランザクション・フィー (*3)
    • 3%

ステータスを考慮したキャッシュバックは以下の表の通り

ステータスなしGoldPlatinumPlatinum Honors
3%3.75%4.5%4.75%
2%2.5%3%3.5%
1%1.25%1.5%1.75%

*1  gas, online shopping, drug stores, home improvement/furnishings, dining or travel

*2 ホールセールクラブ (Costco, BJ’sなど) がボーナスカテゴリになっているカードは珍しい

*3 外貨トランザクションフィー (Foreign Transaction Fee / International Transaction Fee) がかかるので、海外での利用は厳禁。これだけは注意。

申請

手続きは至って簡単。

オンラインのオファー表示の「Apply Now」をクリックし、質問された内容にひとつひとつ回答していくのみ。氏名、住所、勤務先、年収などから社会保障番号まで一通り必要な情報を入力し、最終的に Submit をクリック。結果はオンラインで即表示。

Approved – 承認

クレジットカードの承認オッズというのが調べると出ていて、BoA の Cash Rewards/Travel Rewardsはそこまで簡単なものではなかったことから少し心配したものの、無事認められたことで一安心。

ようやく、二枚目のクレジットカードを取得。

デビット払い時のキャッシュバック

先日の買い物の支払い、初めてDebitにて。保有カードが使えないお店だったので。

You want Cashback?

えーとー、ここ初めての買い物なのになぜキャッシュバック?キャンペーン?

そして端末を見ると、こんな選択肢

$60

$20

None

その場にいた知人に教えてもらいましたが、これはキャッシュバックという名のデビット払い時に引き出しもしてしまうための仕組みとのこと。

ATM行けよ

ま、効率化ということなんでしょうが、Lazyな気がしました。

Bank of America – Maintenance Fee

バンク・オブ・アメリカ口座は Interest checking account という残高に応じてステータスが変わるやつにしている。

この口座の場合、Checking/Savings/Money Market Savings の月末残高トータルが 10,000 下回ると 25 ドル請求される。

今月その25ドルが請求されていた。口座には10,000ドル入れていたはずなのだが。

ということで、Bank of America に行って直接会話。

口座には残高あったんだけど、なんで引かれてるの?

担当が口座を確認。

初回の手数料だから、私の方でその25ドル戻しておいたから。今後残高残すように気をつけてね。

との対応でその25ドルはバック。担当の一存でできてしまうのが、まぁなんとも。

ということで一件落着。

ANA USA Card 申請〜受領

クレジットスコアの理解不足

渡米前から把握していたものあまり意識しておらず、まぁなんとかなるだろうと思っていましたが、現実には渡米してから失敗したと思いました。

クレジットカードを作るにはクレジットヒストリーが必要であり、それがない場合やスコアが低い場合にはカードを申請しても発行されません。

申請可能なクレジットカード

とは言うものの、海外から来た人間には当然ヒストリーはないので、そう簡単に作ることはできない。米国現地で発行する場合には、セキュアクレジットカードと呼ばれる種類のカードになることがほとんどで銀行口座に指定された額を常にデポジットとして保持しておく必要があり、カードのメリットは何もないものがほとんど。

新規渡米者の味方JAL USAとANA USAカード

さて、その事実に直面してしまい、渡米する日本人にとっては有名な2つの選択肢を検討することに。

  1. JAL USA Card http://www.jalusacard.com/jp/
  2. ANA USA Card http://www.anacardusa.com/

それぞれのカードについては検索すると多数出てくるのでここでは詳細は説明を割愛しますが、米国に移住する日本人が申請すると、よっぽどのことがない限り否認されることがないクレジットカード。

年会費はかかるものの、JAL もしくは ANA のマイルが加算される特典がついているので、特典が何もないカードでなくともクレジットヒストリーがない日本人がヒストリーをビルドしながらまず利用することができるカードとなる。

JAL にするか ANA にするかは過去にどちらを利用していたか、米国から日本への往来にどちらを使うか、年会費とマイル特典率でどちらが最適かなどで決めれば良いのかと思いますが、私の場合は過去実績から ANA USA Card を選択。(多くのボストン在住者は JAL 直航便を考えると JAL 派の方が多いとは思います)

申請

渡米数日間クレジット事情に直面し、何か選択肢はないものかと少しばかりリサーチした後、結果的に申請。

  1. 2月20日 – オンラインにて ANA USA Card 申請 http://www.anacardusa.com/
    • 実施中の「キャンペーンコード」を入力すること
  2. 2月20日 – 「ANA Card U.S.A. お申し込み確認メール」申請確認・必要書類・提出方法についてのメール受信
    • 必要書類
      • パスポートのコピー (顔写真のページ)
      • ソーシャル・セキュリティー・カードのコピー(取得されている方のみ)
      • 米国就労ビザのコピー (顔写真のページ)
      • 米国運転免許証のコピー(仮免許証でも可) **ご自宅に、当カードの郵送をご希望される方のみ。
    • 申請方法
      • オンライン問い合わせフォームへの添付 → スピード重視でこちらで書類送付
      • FAX
      • 郵送
  3. 2月21日 – 「入会審査書類受領のご報告」メール受信
  4. 2月23日 – 「ANA CARD U.S.A.:クレジットカード発行前のご本人様確認」メール受信
    • ANA USA Card 窓口担当者との電話での確認(日本語)
    • 申請内容と身分の口頭確認
  5. 2月24日 – 「First Bankcard Online Credit Card Application Received」メール受信
  6. 2月25日 – 「First Bankcard Online Credit Card Application Approved」メール受信
  7. 2月27日 – 「ANA CARD U.S.A. ウェルカムEメールマガジン」メール受信
    • 日本のカード事情との違い、アクティベーションの方法、Autopay の設定などの解説
  8. 3月4日 – カード受領

私の場合、結果的に2週間で手元にカードが届きましたが書類の状況やタイミング、時節によっても状況は異なると思うので、何らかの選択肢が確実にない場合には、渡米前から事前申請されることをおすすめします。

クレジットヒストリーとはクレジットカードや自動車ローンなどでの負債額や支払い実績、延滞や未払い、保有しているカードやローンの数、また申請否認された実績などを総合的に記録したもの。それらをベースにスコアされたものがクレジットスコアであり、これをベースにカードの承認可否が判断される。

関連トピック

JAL USAカードとANA USAカード

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