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カテゴリー: 健康・病気

米国マサチューセッツ州ワクチン証明書SMART Health Cardをスマホアプリに追加する

マサチューセッツ州もオンラインでSMART Health Cardと呼ばれる ワクチン証明書 が取得できるようになりました。アクセスすると接種日と開発元が記録されたページとQRコードが表示されます。そしてそれをiPhoneおよびAndroidに追加できます。

早速やってみましたがとても簡単で、スマホひとつで申請できます。もしくは、ラップトップから申請をし始めることもできます。先日NYC訪問した際にレストランに入る時に提示する必要がありましたが、問題なく利用できました!MA州内のワクチン接種記録必須要件でも使えることを期待しています!

iPhoneにはApple Health経由でApple Walletへの追加ができ、Androidはウォレット登録がないので、同じ手順で保存することができます。

ワクチン証明書 を申請

スマホ、ラップトップどちらでも大丈夫です。

1. My Vax Records (https://myvaxrecords.mass.gov/) を開く

2. Find my vaccine record をクリックする

My Vax Records

3. 名前、ワクチン接種記録に紐づいている携帯電話番号かEメール、生年月日、性別、PINを入力してSubmit

PINはこの後の手順で使います

Access My Vaccination Records

以上で申請は完了です!

Apple Walletに登録

ここから先はiPhoneで作業します。

iOS 15以上が要件かもしれないので、もし以下の手順でOpen in Healthが出てこない場合はiOSバージョンを確認してみてください。

1. 申請時に入力した携帯電話番号、もしくはEメールにリンクが届くのでクリックして開く

2. 先の手順で登録したPINを入力してSubmitをクリック

3. インフルエンザも含めて各種ワクチン記録が表示されるが、ここではCOVID-19 SMART Health CardをApple Walletに登録したいのでSMART Health Cardのアイコンをクリック!

4. クリックすると大きなQRコードとCOVID-19ワクチン記録が表示された画面がでるので、この画面のQR部分を長押しする

5. 下のようなポップアップ画面が出るので Open in Health をクリックする

5. 画面が変わりAdd to Wallet & Health画面が表示されるので、画面下部のAdd to Wallet & HealthボタンをクリックするとApple Walletにワクチンカードが保存される

これで証明書を見せる必要がある時に、簡単にアクセスできますね!

AndroidはダウンロードかImage Galleryに保存

現状AndroidにはApple Walletのようなカードの仕組みがないので、画面ショットとしてImage Galleryにおいておくか、ダウンロードしてFileアプリから参照する形式になります。Healthなどのアルバムを作るかハートをクリックしてお気に入りにしてアクセスしやすくしておくのが良いですね。

ダウンロード手順

1. Apple Walletに登録手順の4で左上の Download をクリック

2. FilesアプリでダウンロードしたSmart Health Cardを確認する

以上でカードを保存しておくことができますね!

ダウンロードしたファイルをFavorite (お気に入り) にチェックをしておいて、Collectionsから見つけやすいようにしておくとアクセスがしやすいと思います!

参考

その他にもこの記録を登録する方法がMass.govには記載されていますが、個人的にはこの方法が一番簡単だと思ったので書いておきました。

Can I save my COVID-19 SMART Health Card on MY smart phone?

https://www.mass.gov/info-details/my-vax-records-frequently-asked-questions-for-residents#saving-your-smart-health-card-on-your-phone-

Digital vaccine card rolled out in Massachusetts, days before Boston’s indoor mandate takes effect

https://www.masslive.com/coronavirus/2022/01/digital-vaccine-card-rolled-out-in-massachusetts-days-before-bostons-indoor-mandate-takes-effect.html

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アメリカのベネフィット -複雑な健康保険-

日本の健康保険は一律で単純でわかりやすい

アメリカでは毎年年末11月ごろに翌年1月からのベネフィットを選択する。

ここで言うベネフィットとは以下の点の毎年の見直し。そしてこれは確定したあとは次の一年間、ライフイベント (*1) が発生しない限り変更できない

  1. 健康保険
    1. ネットワーク
    2. 医療
    3. 医療保険の自己負担額口座 (FSA と HSA) – 税金対策
    4. 歯科
    5. 眼科
  2. 鉄道交通費の口座 – 税金対策
  3. 自動車交通費の口座 – 税金対策
  4. 生命保険
  5. 401K

そしてこれがややこしい。

健康保険

日本のように1つの保険でどの医療行為も見てもらえるわけではない。歯科、眼科、医療とで保険が違う。では、歯科治療に行った時には歯科保険だけか、というと外科手術などを伴う場合には医療を使うこともある。まぁ、ややこしいのだ。

ネットワーク

そしてネットワークという考え方があり、In NetworkとOut of Networkがある。

  • In Network – 加入している保険で大きく補助が受けられる医療従事者
  • Out of Network – 加入している保険で診療を受けられるが受けられる補助が少なく自己負担学が増える

簡単に言うと、In Networkの先生のところで治療を受けないと医療費の自己負担学がとても大きくなる。仮に評判の良い先生だとしてもOut of Networkだと、よっぽどのことでないかぎり治療を受けることはしない。

そしてややこしいのが、このネットワーク、病院単位ではなく医者単位なので同じ病院でもOut of Networkの人もいる。そのためリサーチが重要で、加入した保険のWebにログインしIn Networkの先生を見つけることから医者にかかることがはじまる。

あ、近くの医者に行けばいいよねとはならないのが、とても厄介。

医療

基本の医療全般の保険。この保険のプロバイダーは勤務する会社で決まってくるが、そのプロバイダーの中でもプログラムが複数あり、そこから選択することになる。

私の勤務先の場合3つの選択肢。(カリフォルニア州はさらにもう一つあり)

これはあくまでざっくり目安。

プラン1 プラン2 プラン3
月々保険料
治療ごとの自己負担率 (*2)
治療ごとの自己負担上限 (*3)
税金対策口座 HSA HSA FSA

少し乱暴かもしれないが以下のような判断基準でプランを選択できる

  • プラン1: 健康な人で年に一度のメディカルチェック(健康診断ではない)と必須予防接種だけの人
  • プラン2: 基本的に健康だけど、ちょっと不安な時には病院に行きたい人
  • プラン3: 毎月など定期的に検査などを受けていて医療費がかかる人、妊娠・出産などで病院によく行く人、子供が激しい運動をしていて怪我で病院に行くことが絶えない人など

毎年のメディカルチェック、女性のためのマンモグラフィなどもどのプランでもカバーされるので、それは判断基準から除いて問題ないが、いずれにせよ毎年悩ましい選択となる。

FSA と HSA

アメリカの保険の自己負担分は税控除したい。そのために自分で決めた額を給与天引きで別口座に分けておくことができる。これがFSAとHSA。

  • FSA: Flexible Savings Account
    • 年末のベネフィット選択期間中に決定
    • ライフイベント時(*1)以外変更不可
    • 年内の医療や薬に適用し持ち越し不可 (Use it or lose it)
  • HSA: Health Savings Account
    • 年末のベネフィット選択期間中に決定
    • 会社から補助金貸与
    • 1年の間に別口座に入れる額を変更することが可能
    • 臨時追加も可能
    • 翌年への持ち越しも可能

HSAの方が柔軟であるが、医療ごとの自己負担が大きいものに適用されているので、最適なプランを選んでうまく活用したい。

歯科

歯科治療保険は私の会社に関しては選択肢は1つだけ。それを契約するか、自分で見つけてきたプロバイダーと契約するか。私は会社契約のプロバイダーを選択。

この歯科治療の保険、医療保険とは少し仕組みが異なる。

自己負担とその上限というのは医療保険とは変わらない。ネットワークの考え方も変わらない。

だが歯科治療保険にはMaximum Contract Allowanceというのがあり、治療ごとのカバー率が100%の治療でIn Networkであれば、その金額までは自己負担が発生しない。このMaximumsは保険に含まれている対象者ごとに金額が設定されていて。歯科医と会話したところ、多くの保険では1,500ドル/年だそうだ。

仮に以下条件で一度歯科治療を受けたとする

  • Maximum Allowance: 1,500/年
  • In Network 医療費プロバイダー負担率: 100%

その歯科治療における保険プロバイダーとの契約による医療行為費用 (*4) が200ドルだとするとMaximum残高は以下のように計算できる。

1,500 – 200 * 100%

よって、1,300がMaximumの残高となり、プロバイダーがすべて負担してくれるので自己負担金額はゼロとなる。

歯科治療に関しては、このMaximum Contract Allowanceというのがいくらに設定されていて、プロバイダーの負担率(もしくは自己負担率)がいくらなのか、を確認する方が良い。

また、歯科治療は高額になるので定期クリーニングなど以外はEstimateを保険会社に問い合わせて取り寄せてくれる。それを見てから治療を判断すればいいので、ぜひそれも活用することをおすすめする。

眼科

眼科。これも別の保険がある。なんてややこしい。

でも、これ、実はちゃんと把握しておかないと毎年のベネフィットを損しているかもしれませんよ。

眼科の保険には以下のものが年間含まれています。

  1. 年一回の通常の眼科検診
  2. 年一回の以下のいずれか
    • メガネ処方の一定額負担
    • メガネレンズ処方の一定額負担
    • コンタクトレンズ処方の一定額負担

特に2番目のメリットは享受した方がいいです。

私の保険ではメガネかコンタクトレンズのいずれかを選択することができ、メガネの場合は2年に一度、コンタクトレンズは毎年保険から一定額が負担されます。また、メガネに関してもフレーム込みは2年に一度だけれど、メガネレンズは毎年交換可能。お気に入りのサングラスを度付きに変えてもらうことも可能なんです。

これも会社で契約している保険に入っている。このベネフィット、1年目は何も使わずにパー。二年目からようやく使い始めた。これを知った人は早めに活用することを強くオススメします。

まとめ

書き出すと保険についてはもっともっと長くなりますが、特にベネフィットやざくっとした判断基準、考え方などをちょっとまとめてみました。

もっと勉強して、新しいことを知ったら続編でも書こうかな。

注釈

*1 扶養家族の生誕、成人、結婚、死亡など。

*2 DeductibleやCoinsuranceと呼ばれ、医療行為ごとに負担率や負担固定額が変わる。

*3 Out of pocket maximumと呼ばれ、DeductibleとCoinsuranceそれぞれに年間上限が設定されている。年間上限に達するまでは、定められたDeductibleおよびCoinsuranceを払わなくてはならない。

*4 医療行為における費用は保険プロバイダーとの契約で決まっており、医療機関からの請求額そのままとはならないことが多い。

小児科のワクチンが冷蔵庫の故障のために半損し欠品していた話

マサチューセッツ州において義務づけられた予防接種のひとつに Hepatitis B (B型肝炎) がある。

その最終接種(3回目)のために予約の電話。

私: 子供達の Hepatitis B の予防接種の予約をしたいんだけど

受付: ○○(子供) と△△ (子供) ね。ちょっと待ってね

しばし保留

受付: ナースに確認したら、7月後半じゃないと受けられないって話だけど?

私: そんなはずはないよ。スクールナースが5月末って言ってたし。

受付: ちょっと待ってね。

再び保留。(頼むよ、ちゃんと確認してね)

受付: ごめんごめん、勘違いしていたみたい。もう受けられるわね。

私: 最短でいつ予約できる?

受付: 実は病院でちょっとトラブルがあって、冷蔵庫が故障して、ワクチンがダメになってしまったの。

お、おいマヂか?そんなことあるのか?でもここは会話を続けて

私: あらら、それは災難だねぇ。

受付: そうなのよ。そして残念なことに Hepatitis B も対象なの。金曜日にでも改めて電話してもらえる?

なんとまぁ。

いつも何かに驚かされるアメリカです。

ということで後日また電話することに。

小児科 (Pediatric) 問診、身体と予防接種

保険が間に合うかどうかギリギリな状況であったが、前日になんとか間に合い、全額払い事後精算はなんとか免れた。詳しくは前回のブログ「小児科 (Pediatric) 予約」にて。

さて予約当日、家族全員で小児科訪問。以下が目的。

  • 身体測定 – Physical
  • 問診 – Annual Health Check
  • 予防接種 – Immunization

日系人の先生であったが、日本語は会話できないので、すべて英語で対応。

身体測定

  • 測定器はアナログ式
  • 身長はマニュアル式のレバーを落としてくるやつ
  • 立ち方も指示されるが最後まで正しくガイドしないためだいたいで計測
  • 体重は昔ながらの重りを左右に動かして平行にして計測

問診

かなり想定外のことも聞かれたり説明されたりする

  • アレルギーはあるかどうか
  • 過去に大きな病気はしたかどうか
  • たばこを吸うかどうか → おい!
  • 蚊の季節がくるから Deet のような虫除けをよくすること → Deet ってインドとかアフリカの時にしかガイドされないと思ってた
  • 森の中に入る時には特に虫除けできる服を着て、また虫除けは服の上からもしておくこと
  • 鉄砲を道端で見つけたらどうするか → 絶対に触らないこと

なんとなく、米国における生活習慣についてのアドバイスなどもされた印象

予防接種

母子手帳と、その情報を印刷して自分たち自身で英語で補助したものと、かつマサチューセッツ州で必須とされているリストに記入したものを持参。これをベースに何が不足していて、何が足りないかを医者およびナースが判断。

入学に必須とされている予防接種の中で小学生の下の子は3種、高校生の上の子は4種必要。

  • IPV (Inactivated Polio Vaccine) – 不活性ポリオワクチン
    • 3回以上接種必須
    • 日本での必須予防接種回数より1回多いため
  • MMR (Measles/Mumps/Rubella) – 麻疹、おたふくかぜ、風疹の三種混合
    • Mumps (おたふくかぜ) の必須予防接種回数が2回であり、かつ Mups 単独の予防接種がないため改めて三種混合
  • Tdap (Tetanus/Diphtheria, Pertussis) – 破傷風、ジフテリア、百日ぜきの三種混合
    • 日本でのDTPの必須予防接種回数より1回多いため
  • Meningococcal – 髄膜炎
    • 7年生以上1回接種必須

さて、今日何本打ちますか?との質問。1日で全部打ってもいいし、後日再訪問でも OK とのこと。何度もくるのも面倒で痛いので全部当日接種することに。

高校生 – 右腕2本、左腕2本、合計4本

小学生 – 左腕3本、合計3本

大人も体験したことのない世界です。よくがんばりました、子供達。

ちなみに Hepatitis B (B型肝炎) もマサチューセッツ州では3回接種必須。数回日本で接種してきており、スケジュールとしてまだ接種できないためそれは次回に繰り越し。もし日本で受けていなかったら、まさかの5本接種だったのか???

恐るべしアメリカ

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関連: 小児科 (Pediatric) 予約

小児科 (Pediatric) 予約

学校入学にあたり以下の情報が必ず必要になる

  1. 必須ワクチンの接種とその証明書(英文)
  2. 身体測定とその証明書(英文)

 

先日の小学校・高校編入手続きの際、特に予防接種については母子手帳(英語の補助説明あり)をベースにいろいろ説明をしたものの、やはりこのあたりの書類を英文で必要ということとなり、加えて接種できていないワクチンもあったため小児科探しと予約を。

学校の方でも近隣の Pediatric のリストは持っているので、一番簡単なのはそのリストにある先生を訪問する方法。

私たちの場合は人づてで先生を紹介(というより Web で見つけた先生を教えてもらうというレベル) してもらい予約することを決定。

診療してもらうこととした病院の場合の登録、予約などの手順

  1. 患者登録 – Registration
    • 登録センターへの電話
    • 要 健康保険情報
  2. 身体測定および予防接種の予約 – Physical and immunization appointment
    • ドクターがいる病院への電話
  3. 日程確認 – Confirm
    • 自動音声にて2〜3日前に登録電話へ着信があり、そのまま confirm するか cancel などを番号で選択
  4. 訪問 – Visit

 

病院にもよるが今回の小児科の場合、新患者としての登録とアポが別々の電話なので、2度電話しないといけないのが煩わしい。そして、意外に英語で突然言おうとしてもでてこないものが多いので、以下の内容など紙にあらかじめメモして電話しておくと良い。

  • 子供の名前の綴りと A as in Apple などという表現での説明
  • 子供の誕生日の MM-DD-YYYY での英語表現

 

私の場合、自分自身の保険は準備されていたものの、家族の保険はまだ適用されていなかったため、何度も会社と保険会社に連絡して登録状況を確認し、例外的に Push してもらって Registration Center に前日に保険状況をアップデートすることとなった。

渡米直後の場合、このような状況もあるので、注意が必要。もちろん、先に自腹で払ってあとから請求するということも恐らく可能であるが、米国の医療費は高いのでできるならば避けておきたいところですね。

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