ボストン広域生活での出来事

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カテゴリー: イミグレーション

I-693健康診断・ワクチン記録とボストン近郊クリニック

グリーンカードの申請最終段階にて I-693 Report of Medical Examination and Vaccination Recordという書類を提出する。

このブログは2021年12月に初版を執筆したものである。最新の状況は可能な限り更新しているが、変更されているかもしれないので最新の情報は CDC のサイトなどで調べることを推奨する。
更新履歴は本ブログ最後のセクションにて確認可能。

I693とは認可された医師 (Civil Surgeon) がいるクリニックや専門病院にて健康診断、尿検査そしてワクチン記録の確認など行い、その結果報告として作成された書類であり、かつ厳封してもらったものである。

2021年12月10日現在、尿検査は一部年齢によっては対象外と変更されている

目次

I-693の書類作成までの流れ

このI-693を作成してもらうためにやらなければならないことは大きく2つ。

  1. ワクチン接種記録もしくは抗体検査記録の準備
  2. Civil Surgeonの予約

ワクチン接種記録を主治医に作成してもらうことでCivil Surgeonによるワクチン記録の確認が効率的になり追加の接種などが要求されないので事前にやっておくと良い。そしてその後、もしくは並行して近隣の最適なCivil Surgeonを見つけて予約する。Civil Surgeonによってはワクチン接種をしてくれるところもあるが、それは別のところでしてくるように依頼をするクリニックもある。

Civil Surgeonにてワクチン接種や抗体検査をすると保険無適用の実費精算となるため、主治医やファーマシーにて保険を活用して摂取することをオススメする

母子手帳予防接種記録を主治医のデータベースに追加

まずは自分が何の予防接種を受けてきたのかを主治医のファイルに記録してもらう必要がある。予防接種ワクチンは日本でも多く受けているが米国の主治医による記録のように電子記録はなく、母子手帳にて管理されているのがほとんどだと思う。そして子供のは通学などで必要になるため小児科主治医にすでに提出していると思うが、大人のは説明していない可能性も高い。

母子手帳のワクチン記録は日本語で記録されているが、それをまずは自力で訳し、印刷するなどして主治医のデータに追加してもらうことをすると良い。我が家はそれで対応した。

必須予防接種リスト

最新の情報は CDC のサイトで改めて調べることをオススメする

CDC の Civil Surgeon 向けのページに Table 1: Vaccine Requirements According to Application Age という表があるが、これが年齢ごとに整理された必要なワクチンである。

The vaccines from the list above that are required for a given applicant are defined in Table 1. Vaccine series have minimum age requirements and typically require months to years to complete. Therefore, it is usually not possible for applicants to receive all vaccinations for the diseases listed above prior to adjustment of status, and they are instead required to receive from the civil surgeon at least one dose of each age-appropriate vaccine listed in Table 1 for which the applicant is not currently up to date. If the applicant is up to date on the required vaccines listed in Table 1, no additional vaccines are required to be given at the time of the medical exam. The civil surgeon should counsel the applicant about the importance of completing the series of vaccines according to the recommended schedule.

table-1-vaccine-requirements-according-to-applicant-age-for-civil-surgeons

18歳から64歳の間を例にとると、必要なものは以下の4つ。

  • Td/Tdap (破傷風・ ジフテリア・百日咳)
  • MMR (三種混合 – 麻疹・風疹・おたふく風邪)
  • Varicella (水痘/水疱瘡)
  • Influenza (インフルエンザ)
  • COVID-19 (コロナウィルス) – 10/1/2021以降必須

2024年9月23日現在 18歳〜64歳では以下のワクチンが追加で必要に変更されている

  • Polio (ポリオ)
  • Hepatitis B (B型肝炎)
Table 1: Vaccine Requirements According to Applicant Age for Civil Surgeons Effective May 1, 2024
Table 1: Vaccine Requirements According to Applicant Age for Civil Surgeons (PDF)

これらは主治医に相談し、未接種の場合はどこかのタイミングで接種しておくと良い。

Civil Surgeonにてレビューされるが、摂取年齢によってはキャッチアップと呼ばれる追加の摂取が必要になる場合がある

抗体検査をする場合

抗体検査による確認での対応については Vaccination ページの Laboratory Confirmation of Immunity セクションに記載されている。

Laboratory Confirmation of Immunity

The civil surgeon should obtain a good history of vaccine-preventable diseases, including measles, mumps, rubella, and varicella, from the applicant to identify any naturally acquired diseases for optional laboratory confirmation.

An applicant who provides a reliable written or oral history of varicella disease does not require laboratory confirmation or further vaccination. To verify a history of varicella, civil surgeons should inquire about: 1. an epidemiologic link to another typical varicella case or to a laboratory-confirmed case or 2. evidence of laboratory confirmation, if testing was performed at the time of acute disease. Persons who meet neither of these criteria should not be considered as having a valid history of disease and should be tested for immunity or vaccinated.

Acceptable tests for the presence of antibodies are US Food and Drug Administration (FDA)-approved kits or Clinical Laboratory Improvement Amendments (CLIA)-certified kits. When using any approved kits, the manufacturer’s guidelines or instructions must be followed.

https://www.cdc.gov/immigrant-refugee-health/hcp/civil-surgeons/vaccination.html

Titers テストで免疫が確認可能なものは以下と同ページに記されている。

  • Measles (麻疹)
  • Mumps (おたふく風邪)
  • Rubella (風疹)
  • Hepatitis A (A型肝炎)
  • Hepatitis B (B型肝炎)
  • Polio (ポリオ)
  • Varicella (水痘/水疱瘡)

Note:‎

Laboratory evidence of immunity is acceptable for measles, mumps, rubella, hepatitis A, hepatitis B, polio*, and varicella if the applicant lacks acceptable documented history of vaccination for these diseases.

*Titers must include all three poliovirus types to be acceptable (additional details found here).

https://www.cdc.gov/immigrant-refugee-health/hcp/civil-surgeons/vaccination.html

FDAもしくはCLIAにて認可されたキットによる結果が予防接種の代わりに認められている。認可されていないキットで検査をするクリニックや病院はないと思うが、念の為に確認するのも問題ないだろう。

Civil Surgeonによっては、そのクリニックで検査しないものは認められないこともあるかもしれないので、Civil Surgeonを先に決めて問い合わせた方が良いと思う。

主治医やクリニックからの検査結果や正式なレターを持参して対応することができる

Civil Surgeonの検索

ワクチンの対応の前でも後でも良いが、I693を作ってもらうためにはCivil Surgeonを探す必要がある。以下のリンクにてZIPコードを入れて検索することができる。

USCIS – Find a Doctor

https://my.uscis.gov/findadoctor

ボストン近郊北部認可病院

上記サイトにて検索して出てきたリストからいくつかいくつか問い合わせをして金額を確認した。施設によってかなり差があり、同日に対応することでグループ割引をしている施設もある。また、対応支払い方法も異なる。

病院大人子供I693専門支払い方法
AFC Urgent Care Bedford (*1)399299 (*2)×Card
AFC Urgent Care Burlington (*1)399299 (*2)×Card
AFC Urgent Care Waltham (*1)399299 (*2)×Card
AFC Urgent Care Stoneham (*1)399 299 (*2)×Card
AFC Urgent Care Arlington499399 (*3)×Card
AFC Urgent Care Watertown499425 (*4)×Card
Healthmasters, Inc.375170 (*5)Cash or Check
Dr. John X. Zhang370370不明Cash
Universal Pediatrics Associates500400 (*6)不明未確認
2021年12月8日現在

*1 : 家族同日診断の場合家族割引 $50
*2 : 15歳以下
*3 : 14歳以下
*4 : 14歳以下
*5 : 15歳以下
*6 : 14歳以下

成人のみ、単身などで金額が変わってくるので総合計、場所、時間を含めて総合的に検討する必要がある。

AFC Urgent Careは(おそらく)フランチャイズなので、全てのAFCが同一金額ではない。系列の場合は同一Civil Surgeonの場合もある。詳しくはImmigration Physicalのページで確認のこと。

AFC Urgent Careが幅広く対応しているが、I693と一般との導線は同じなので他患者との接触を考慮する場合は専門オフィスが良いかもしれない

Civil Surgeonオフィス訪問

Civil Surgeonオフィスを決めたら予約をし、指示通りに必要な証明書類を持参する。複数オフィスで確認したが、どこも以下の書類が求められる。

  1. ワクチン接種記録 (インフルエンザ、COVID-19含む) もしくは抗体検査結果
  2. 身分証明書 (パスポート、運転免許証など写真が入ったもの)
  3. I693フォーム最初の2ページに必要事項を記入したもの (通訳代理人による資料作成の場合は3ページ目も)
  4. 支払い (現金、チェック、カードなど)

I693発行までの日数がオフィスによって異なるので特にホリデーシーズンはそこも確認しておいた方が良い。私が訪問したのは8月中旬であり、医師の夏季休暇にぶつかってしまい7-10日間と言われ、実際には12日程度要した。

Civil Surgeonオフィスで手続きができたらワクチン不足分を接種するなどをして、あとは書類が完了したという通知を待つのみ。そしてその後はUSCISへの発送ですね。

更新履歴

  • 2021年12月: 初版
  • 2024年9月: CDCサイトのリンク更新、ワクチンリスト更新
  • 2024年10月: CDCサイト引用更新
米国外に長期滞在するために必要な I-131 Reentry Permit を申請する

米国外に長期滞在するために必要な I-131 Reentry Permit を申請する

グリーンカード保有者 (LPR = Lawful Permanent Resident) が海外に長期間滞在するとグリーンカードが不要とみなされ無効化/剥奪されることがあります。一般的には米国を主に生活をするための LPR ステータスなので、多くのケースでは長期的に滞在することはないと思いますが、家族のケアなどで日本に1年以上の滞在を行うことも考えられます。

一般的には6ヶ月以上米国外に滞在すると別室での入国審査になったり問題になることが多いようです。

その時に申請できるのが Re-entry Permit です。I-131, Application for Travel Document にて申請します。申請が承認された場合、発行日から2年間有効です。

私は移民弁護士など専門の資格を持っておりません。あくまで、個人的に USCIS やリサーチをした上での情報ですので、参考までに読んでいただければ幸いです。

ここの情報は特に明記がない限り2024年9月22日現在の情報になります。

目次

申請ガイド

USCS にて公開されている How do I get a reentry permit がよくまとまっています。こちらを熟読して理解しておくことは重要ですね。申請する際の条件、申請中の渡航条件などが記載されています。

メインの申請書類はI-131フォームとなり I-131, Application for Travel Document に詳しく申請について説明されています。

Reentry permit は紙ベースの送付申請のみ対応しています。

Reentry permit の流れ

I-131 Reentry permitは以下の流れで処理されるようです。

  1. Reentry permit の申請
  2. Biometrics の通知
  3. 指定の USCIS オフィスにて指紋採取と顔写真撮影
  4. Reentry Permit の送付
私が調べた限りでは Biometrics の案内は1ヶ月から3ヶ月で届いているケースが多いようでした

Reentry permit 申請に必要な書類

Tips For Filing Forms by MailAssemble Your Application, Petition, or Request セクションに、以下の順番で書類を並べて送付するように記されています。G-1145は必須ではありませんが、申請費用が無料で、メールやテキストにて通知を受け取れるので入れておいた方が良いでしょう。

  1. G-1450, Authorization for Credit Card Transactions フォームもしくはパーソナルチェックなどの申請費用
  2. G-1145, Request for e-Notification フォーム
  3. G-28, Notice of Entry of Appearance as Attorney or Accredited Representative フォーム (代理申請の場合)
  4. I-131, Application for Travel Document フォーム、および必要に応じて補足資料
  5. I-551 (グリーンカード) の表面と裏面のコピー
  6. カバーレター
  7. 封筒
Instructions for Form I-131 にも必要な書類が記載されています。I-551 (グリーンカード) 両面のコピーは General Requirements セクションに記載されています。I-551 がまだ手元にない場合にはこの Instructions にて代替書類を確認してください。

申請費用と支払い方法

申請費用はマネーオーダー (Money Order)、パーソナルチェック (Personal Check)、キャッシャーズチェック/バンクチェック (Cashier’s Check)、クレジットカード、デビットカードでの支払いに対応しています。

You can pay the fee with a money order, personal check, or cashier’s check, or pay by credit card or debit card using Form G-1450, Authorization for Credit Card Transactions. If you pay by check, you must make your check payable to the U.S. Department of Homeland Security.

I-131, Application for Travel Document

クレジットカードやデビットカードで支払う場合、G-1450 フォームが追加で必要になります。

申請費用は $630 です。

I-131 Reentry Permit Fee
I-131 Reentry Permit Fee

カバーレター

カバーレターは https://citizenpath.com/ にて良いサンプルがあったので参考までに引用しておきます。

A cover letter is an overview document that gives the USCIS officer a quick summary of what to expect in the application package. Generally, it should include an outline of the contents. In some cases, it may be a good way to communicate any special circumstances that you have.

Use each sample USCIS cover letter as an example only. You’ll need to customize it to fit your own specific situation. Although supporting documents listed in the letter may be representative of a typical case, you may need different evidence based on the way you prepared the USCIS form. Use CitizenPath to get step-by-step instructions and a checklist of supporting documents.

Sample USCIS Cover Letter by Form Type (Form I-131)

申請方法、添付書類など、サンプルと異なる場合には適宜変更してください。

申請の送付先

USPS, Fedex, UPS, DHLなどで送付申請をすることができます。

Direct Filing Addresses for Form I-131, Application for Travel Document のAll other applicants (including re-entry permit applicants) セクションに送付先が記載されています。居住州によって送付先が異なるので、正しい住所に送るようにしてください。

参考までにマサチューセッツ州の場合は USCIS Elgin Lockbox でした。

承認までの目安

USCIS に申請した書類が承認されるまでの期間は Processing-times で確認できます。

I-131 Re-entry permit or refugee travel document はネブラスカのサービスセンター (Nebraska Service Center) のみで手続きされているようです。8割の申請が15ヶ月での承認と確認できました。

I-131 Reentry Permit Processing Time
I-131 Reentry Permit Processing Time

最新状況は Processing Times のページで確認してください。

Check Case Processing Times

Select your form, form category, and the office that is processing your case

Refer to your receipt notice to find your form, category, and office. For more information about case processing times and reading your receipt notice, visit the More Information About Case Processing Times page.

https://egov.uscis.gov/processing-times

I-131, Application for Travel Documentフォームの記入注意点

I-131フォームを申請する際に何を入力すれば良いか迷うものがいくつかありました。参考までに以下に記しておきます。

Part 1. Information About You

Other Information にて以下の内容を入力する必要があります。

I-131 Part 1 Other Information
I-131 Part 1 Other Information
  • Alien Registration Number (A-Number) : グリーンカードの USCIS# もしくは USCIS から郵送されてきた資料に A 番号が記載されているのでそれを入力します。
  • Class of Admission: グリーンカードに Category が記されているので、それを入力します。

Class of Admission については以下の記事にて確認しました。

If you are using I-131 to apply for a reentry permit, which means you already have a green card, Class of Admission is asking for the three-letter code representing your immigrant category under which you became a permanent resident.

https://zontlaw.com/all-immigration-forms/filling-out-i-131-application-for-travel-document/

If you are using I-131 to apply for a reentry permit, which means you already have a green card, Class of Admission is asking for the three-letter code representing your immigrant category under which you became a permanent resident. This is the same code as we discussed in the I-90 post mentioned above.

https://immigrationroad.com/blog/what-is-class-of-admission-on-form-i-131/

Part 2. Application Type

このセクションにて I-131, Application for Travel Document の種類を選択します。1.a. を選択することで reentry permit の申請ということを記します。

I-131 Part 2
I-131 Part 2

Reentry permit の申請には残りの Part 2. 項目の入力は不要です。

Part 3. Processing Information

このセクションでは渡航予定日、滞在日数の他、国外退去命令などの状況にないかどうか、過去にreentry permitやRefugee Travel Documentなどを取得したことがあるかどうかを回答します。

I-131 Part 3-1
I-131 Part 3-1

このセクションの後半ではreentry permitの送付先を指定することができます。例えば日本国内の米国大使館や領事館で受け取りたい場合には、ここで 5 以外を選択して申請します。

I-131 Part 3-2
I-131 Part 3-2

Part 4. Information About Your Proposed Travel

米国外で長期滞在をする理由を Part 4. 1. a. に記入し、1.b. では渡航先の国を記載します。

例えば高齢の親の介護などの理由を記入し、渡航先の国には Japan と汁することができます。おそらく理由はより細かい方が良いと思います。

I-131 Part 4
I-131 Part 4

Part 5. Complete Only If Applying for a Re-entry Permit

I-131, Application for Travel Document は複数の目的で利用できるフォームです。Reentry permit としての申請の場合は Part 5. を記入します。

Part 5. 1.a.から1.f.は、グリーンカードを保有してから、もしくは過去5年の間のいずれかの短い方の期間、米国外に滞在した合計期間を計算し、選択します。

2. はグリーンカード保有後に nonresident としてタックスリターン申請をした、もしくは Federal Income Tax の申請を「しなかった」ことがあれば「Yes」を選択し、別紙にてその理由を記載します。Tax Returnをやっている場合には「No」になります。

I-131 Part 5
I-131 Part 5

Part 6. および Part 7. は Refugee Travel Document や Advance Parole なので不要です。

Part 8. Employment Authorization For New Period of Parole Under Operation Allies Welcome

ここは Reentry permit では不要なので No を選択しておきます。

I-131 Part 8
I-131 Part 8

Part 9. Signature of Applicant

申請者の署名、日付、日中の電話番号を記します。

I-131 Part 9
I-131 Part 9

Part 10. Information About Person Who Prepared This Application, If Other Than the Applicant

本人以外が書類を準備した場合にはこちらに代理申請した人の情報を記入します。自分自身で書類を用意した場合は不要です。

I-131 Part 10
I-131 Part 10

よくある質問

米国外滞在中にI-131 reentry permitの申請は可能か?

できません。I-131の申請は米国内にいる際に申請する必要があります。詳しくは How do I get a reentry permit を確認してください。

I am a LPR and need to travel abroad. Can I file my Form I-131 to get a reentry permit while I am outside the United States?

No. You cannot file a Form I-131 to obtain a reentry permit unless you are physically present in the United States when you file the form.
You should file your Form I-131 no fewer than 60 days before you
intend to travel abroad.

How do I get a reentry permit

I-131 reentry permit 申請中に米国外に渡航することは可能か?

書類の申請後 Biometrics 手続きが終わった後は海外に行くことは可能です。詳しくは How do I get a reentry permit を確認してください。

If I file Form I-131 to get a reentry permit while I am in the United States, will USCIS deny the Form I-131 if I leave the United States while the form is still pending?


We recommend that you file Form I-131 while you are in the United States. However, you do not have to be in the United States for USCIS to approve your Form I-131 and issue a reentry permit to you if your biometrics (photo, fingerprints) have been obtained. You can indicate on your Form I-131 that you want USCIS to send your reentry permit to a U.S. Embassy, consulate or a DHS office overseas, so you can pick it up from one of those facilities.

How do I get a reentry permit

参考情報

i94

I-94の訂正リクエスト

飛行機で入国した際のI-94の記録に誤りがありました。 誤りがあったのは以下の2点。

  • Class of Admission
  • Admit Until Date

保有するビザのカテゴリとは異なるものになっており、且つ滞在許可期間も本来の期間よりも先になっている状況。幸いパスポート上のスタンプと日付は正しいもの。

特になんらかの手続きなどでI-94が必要にならない場合、次回のアメリカ出入国で更新されるので問題ないかもしれません。しかし、今回I-94が必要で、記録を調べてみたところ誤りがあり、訂正依頼をすることになりました。

手続き – Deferred Inspection Sites

1. Deferred Inspection Sitesから居住地域のCBPを確認する。

Deferred Inspection Sites

www.cbp.gov

2. マサチューセッツ州居住の私の場合は、Boston, Massachusettsの連絡先を確認。

ニューハンプシャー州居住の方もBoston, Massachusettsで手続きができる

3. 対応時間 (Hours of Operation) にメールもしくは電話にて連絡。

私はメールにて対応

4. メールにてI-94訂正依頼フォームが送られてくるので、それに必要事項を記載し、申請者本人の署名を入れて電子ファイル (PDF) に変換

5. I-94訂正依頼フォーム、その他必要書類 (パスポートの写真ページ、ビザ、I-94、I-129s、I-797など) をメールで送付

個人情報が含まれているのでセキュアに共有できる仕組みを使って全ファイルをリンクで提供

6. 手続き完了の通知が来た後、I-94サイトで訂正されていることを確認。

I-94 – Official Website

i94.cbp.dhs.gov

本来あるべきI-94に更新されていました。

第三国の国民による米国非移民ビザ更新申請受領可能な国

今回のUS Non Immigrant VISA更新に関して、第三国の国民からの申請を受け付けてくれるかどうかをいくつか調査したので、せっかくなのでまとめ。

2018年9月現在

申請メリットデメリットメモ
アイスランド・火曜面接→木曜受領
・VISA Fee後日
・ホテル高
・物価高
メール確認済
メキシコ・JetBlue直行
・飛行機安価
・VISA Fee現金 
バハマ  U.S. Embassy in The Bahamas

 

Third Country Nationals (TCN’s) 参照

バミューダ×・VISA Fee後日・ホテル高
・物価高
U.S. Embassy of Bermuda

 

Out of District Applicants

カナダ・陸路可・長時間運転 

 

アイスランド

カナダの面接日程がなかなか空かなかったため、飛行機で片道5時間のアイスランドを候補にも検討。メールでも念のため確認したところ、レイキャビクの大使館では第三国の国民によるNon Immigrant VISAの申請は受け付けてくれるとのこと。

最大のメリットは、何事もなければ火曜日の面接後、木曜日に受け取りができるという点。(参照 U.S. Embassy in Iceland – How to Apply Step 9. Return to Collect Your Passport and Visa セクション)

If your visa is approved on a Tuesday you can pick up your passport the following Thursday. If your visa is approved on a Thursday you can pick up your passport the following Tuesday. Except on holidays.

YOU SHOULD NOT BUY NON-REFUNDABLE PLANE TICKETS UNTIL YOU HAVE RECEIVED YOUR VISA.

PROCESSING DELAYS OCCASIONALLY OCCUR.

デメリットは格安航空券をリスク混みで購入しておくか、変更可能チケットにしておくか、物価の高いアイスランドの滞在中の費用をどうするかですね。

ボストンからであれば月曜日の深夜便で渡航し、木曜日の最終便で戻って来るという強行も可能かと思います。もちろん、飛行機のキャンセル、遅延リスクなどを考えると単純ではないのですが。

Iceland.png

 

メキシコ

メキシコも候補に検討。最大の問題がNon Immigrant VISAの費用の支払い方法が 2017年8月29日から指定銀行窓口での現金のみになったということ。ここがクリアできないことからそもそも候補として断念。

カリフォルニアのサンディエゴ近郊に住んでいる人であれば、国境を超えて現金で支払いしてくることもできるかもしれませんが、ボストン近郊からメキシコに渡って現金払いしてくるのは出張でもない限り困難。

加えて、メキシコの場合、現地の指定施設にて写真撮影をしなければならないため、空き日程を2つ調整しなければならない。これはVISA Feeを支払いしてからしか調整できないため、運良く同日に調整できれば良いが、できない場合にはそれだけで複数日かかってしまう。

過去実績もネットを検索すると出てくるが、数年前の実績であり、VISA Fee支払い方法が現金に変更されてからのものは確認できず。

おそらく手続きは可能だが、もし申請される人は問い合わせることを推奨。

Visa Application Fee Payment Methods

  • Pay by Cash
    1. Create a user account on this website.
    2. Add applicant information to complete the registration.
    3. Continue with the flow of the website until you arrive at the Payment page.
    4. Select Pay by Cash.
    5. Download, print, and follow the Cash payment instruction sheet.

Cash Payment Notes:

  1. Please allow 2 business days for the cash payment to complete and be active in this system.
  2. Do not use this payment slip to pay the amount indicated more than once.

参考 VISA Fees

バハマ

https://bs.usembassy.gov/visas/nonimmigrant-visas/ の Third Country Nationals (TCN’s) を参照すると、受け付けてくれることがわかる。

Applicants are encouraged to read this in entirety before scheduling your visa interview at Embassy Nassau.

As of January 2014, Embassy Nassau will accept interview applications from third country nationals for the following visa categories:

  • Petition-based F1, H1B, J1, L1, M1, O1, P1, P2, P3, and R1 renewals, only when initial adjudication was conducted in applicant’s home country
  • Petition- based F2, H4, L2, M2, O2, O3, P4, and R2 renewals, only when the main applicant is renewing with the family member and the initial adjudication was conducted in main applicant’s home country
  • B1/B2 – first time and renewals
  • E3 – renewals only

ただ実績はネットで見つけられなかった。フロリダ近郊に住んでいる日本人にはもしかしたら良い選択肢なのかもしれない。

面接の空き日程が出てこなかったため、問題ない場合の取得日数などを含め、メールでの問い合わせは行なっていない。

バミューダ

ボストンから飛行機で2時間でいける。とても魅力的な場所。

一度行ってみたかったし、こんな機会でもなければ行かないかもしれない。ということから検討開始。

残念ながら、第三国の国民によるNon Immigrant VISAの申請は受け付けておらず、その目的での入国そのものは拒否されるとのこと。

ということで基本的には対象外。ホテル費用、物価がとても高いというデメリットもあるが数日であれば良いと思ったが残念ながら普通に旅行に行くほうがよさそう。

Please be advised that the consulate does not usually accept applications from non-legal residents of Bermuda. Further, Bermuda Immigration officials are not obligated to admit you into Bermuda for the purpose of applying for a visa with the United States Consulate.

You must seek permission from the consulate prior to making this application in Bermuda Your application may be considered if you meet the following criteria:

  • You are attending a legitimate business meeting in Bermuda. You will need a confirmation letter from the local business with details of the date and purpose of the meeting. Persons travelling to Bermuda for the purpose of vacation will not be accepted.
  • You are a Bermudian residing in the U.S.
BERMUDA

カナダ

実績が多くあり、実際私たちもオタワで手続きしてきた。

我々は運悪くカナダポストのストライキと重なり、想定よりも1日長く滞在となったが、無事手続きすることができ一安心。

注意点は面接日程がなかなか開かないこと。

以下、参考までに毎日チェックしていたなかで偶然空き日程を見つけた実績を残しておきます。

カルガリー

2018/9/18 8:39の段階で2019年1月の予定が解放されました。それまでは、1人だけでも全く空きがありませんでした。

Calgary Opening 2019/09/18
Calgaryの2019年1月の空き状況 (2018/9/18現在)

トロント

2018/9/13 8:29の段階で2019年4月から2019年11月までの予定が解放されました。これが通常のプロセスだとすると10月や11月に予定を入れたい人は、13ヶ月前から計画しないと最初の解放を予約できないということになりますね。

Toronto Opening
Torontoの2019年11月の空き状況 (2018年9月13日現在)

オタワ

オタワについては2018年9月25日、2018年9月26日にて偶然翌月と翌々月の2018年10月、11月が解放されました。詳しくは以下の記事にて

L-1 ブランケット VISA 更新 in オタワもカナダポスト・ストで1日延長

早いもので、米国に引っ越ししてから2年半以上が経過。

2019年1月にI-129Sの期限が切れる。そのため2018年10月22日(月)にオタワにてL-1B Blanket VISAの延長をしてきた。無事承認されパスポートも受領し米国に帰国。

それでは、オタワへの非移民ビザ (US Non Immigrant VISA) 更新ロードトリップについて書いてみる。

持参書類

万が一のことも考えて、書類に関しては考えられるものをすべて持参。

  1. 現行パスポート
  2. DS-160 Confirmation Page の印刷 (各自1部)
  3. USパスポートサイズ (5インチ x 5インチ) の写真 (キャノンフォト印刷用紙に印刷したもの各自1枚)
  4. I-129S (3部)
  5. Letter of Support (3部)
  6. I-797 (3部)
  7. 旧パスポート (現行US VISA)
  8. 会社のAnnual Report (1部)
  9. US VISA Feeの支払い済み証明印刷
  10. 現行I-129sおよびI-797 (2部)
  11. 最終学歴の卒業証明証および履修証明証
  12. 結婚証明証
  13. 出生証明証 (子供の分)
  14. 給与明細 (最新2回)
  15. 水道光熱費請求書 (現住所のため)
  16. Social Security Card (親の分)
  17. Tax Identification Form (子供の分)

結果的に、必要だったものは1〜7のみでした。

いざカナダへ

700kmのロードトリップ。

日曜日に移動。MA – NH – VT – NY – QC – ON と6つのStateとProvinceを移動。

BOS-OTTAWA

カナダ入国はRt 223から北上して移動。

1レーンしかない小さなカナダ入国審査。乗車したまま現行パスポートおよびUSビザが含まれている旧パスポートを提示。滞在目的、滞在日数、税関申告などないかの確認。

入国目的はUSビザ更新のためと申告。

US VISAの期限はあと2年もあるじゃないか

と言われたためI-129Sの期限は3ヶ月で切れることを伝えて終了。特にI-129sの提示は必要なかった(用意はしておいたけれど)

前に一台いただけで、混んでなかったことからスムーズにカナダ入国完了。

Lacolle

オタワ米国大使館入館

面接予約: 2018年10月22日 (月) 9:00

OTTAWA-EMBASSY

30分以上前に米国大使館を訪問。入館前に手荷物検査(申告とハンドスキャナーによる検査)とDS-160コピーの提示。入館前に並んでいた人は1組のみであり、入館はスムーズに終了。

入館後以下の書類のチェック。

  1. 有効なパスポート (古いUS VISAが入っている方はこの段階では不要)
  2. DS-160のコピー
  3. 持参した写真

手続きのためのステッカーをパスポートに貼り、館内セキュリティチェック後、Window 1 (窓口1) に直接行くように指示。

L-1B 書類と支払い

L1B Blanketに必要なI-129SとI797の2セットを提出。

  1. I-129S (2部)
  2. Letter of Support (2部)
  3. I-797 (2部)

2年半前は3セット提示したが、手続きが変更となったのか、2セットのみと言われた。2セットともに申請していた期限まで記入され、Fraud Feeの500ドルをその場でクレジットカードで支払い。その後、Windows 6/7 (窓口6/7) に。

DS-160・パスポート・写真

DS-160とパスポート、写真など申請書類の確認と手続き。

  1. 有効なパスポート
  2. DS-160のコピー
  3. 持参した写真
  4. 旧パスポート (US VISAが含まれているため)

窓口の人が過去に日本に住んでいたことがあり、終始和んだ会話。どこの住んでいたとか、日本語を忘れたとか、日本語で少し会話もしたり。パスポートの青と赤の違いなど。そして、この窓口にて持参した写真を取り込み。

オタワで申請した場合、面接の前に大使館の担当の人が写真データをあらかじめ確認してくれているようで、不備がある場合には事前にメールが届く。ただ何が問題なのかはメールには書いていない。

自分で申請したDS-160の内容と使用した写真データを確認し、背景色がグレーで濃かったことからそれが原因かと推測し、急遽土曜日に自宅にて再撮影して準備したもので対応。印刷は自宅のインクジェットプリンターで、キャノンのフォト印刷用用紙に印刷したものを提出。窓口で聞いたところ、どうやら枠やサイズなどは問題なかったものの、一部の写真の背景がグレーがかっていたため、白背景のものが必要だったとのこと。持参した写真はここで不要となる。

旧パスポートのUS VISAはこの段階でCANCELLEDの印が押されて無効となる。(もしかしたら、最後の面接の段階だったかもしれません。。。)

また、この窓口にてKNOW YOUR RIGHTSというパンフレットをもらう。後で読むようにとの指示。次の窓口4 (Window 4) へ。

【重要】最後の面接までの間に並んでいる時にこれは読んでおくこと!

指紋採取

  1. 有効なパスポート
  2. DS-160のコピー

書類提出後、各自右手指4本、左手指4本、両手親指の順番に採取。

おそらく、16才以上の場合指紋採取対象。

次の最終窓口1/2/3/5 (Window 1/2/3/5) に並ぶ。

面接

やはり緊張した。

これが最後のそして重要な手続き。前には8組程度。東京の大使館と違い、待合座席はなく、列に並び続けるだけ。でも、混んでいないので流れはスムーズ。

  1. 有効なパスポート
  2. DS-160のコピー

15分くらいで我々の番に。面接で聞かれた内容は以下の通り。

  • 最終学歴
  • 職種
  • 仕事内容
  • KNOW YOUR RIGHTSを読んだことがあるかどうか、読んだならどのようなことが書いてあったか
  • 過去5年の間に訪問した国はどこか
  • (スペインと言ったタイミングにて) スペインでは何をしたのか
  • (会社のイベントで言ったことを伝えた後) 家族も連れていったのかどうか

KNOW YOUR RIGHTSを読んだいた方が良いと伝えたのはこのため。私は全く気にせずに学歴の英語での説明などをレビューしていたので、これだけは焦ってしまった。そして、全然違うことを答えてしまったので、あなたの権利について書いているんだよ、と説明された。それだけでしたが、受け答えできた方がいいので、待っている間に読んでおきましょう。

面接の最後。

Your VISA is approved

やったー!一安心。

だが、最後に困ったことが。

Please come back here on Thursday 3PM

Ottawa-Passport-Ticket

  • あれ、カナダポストでの受領じゃなくて?
  • ここにまた来るの?
  • カナダポストの受け取り希望拠点も指定したけど?
  • 知人の経験上2日後(つまり水曜日)には受け取ってたけど?

Due to Canada Post strike

なるほど。

タイミング悪く、カナダポストがストライキを起こしたため、通常の指定したカナダポストでの受け取りができず、大使館でのパスポート受領となってしまったとのこと。日数については説明を聞きそびれたけど、結果的に過去実績よりも1日長くなってしまった。そして受け取り可能時間は夕方。

こればかりはどうしようもないので、奇跡が起こって早くできましたよというメールが来ることを期待するだけ。

ホテル追加予約

水曜日取得でそのまま帰国の予定通りに行かなくなったため、水曜日の夜の宿を予約。幸いそれなりの値段で宿泊できる宿を見つけられた。大きな出費とならず一安心。

木曜日再訪問

毎日メールをこまめにチェックしたものの届くはずもなく。木曜日の14:45ごろに再訪問。受け取りは全員で行く必要はないとのころから、単身で家族分のパスポートを受領。退館前に問題ないことだけ確認して退館。

無事US VISAの更新が終わりました。

さよならオタワ!

Ottawa

アメリカへ – 夜中のロードトリップ

そして、そのまま700kmのロードトリップ。

日曜日とほぼ同じような道だが、Rt 87のExit 1が閉鎖されていてRt. 223に移動できなかったため、Rt. 87のBlackpoolでアメリカ入国。

Blackpool

  1. 車で料金所のようなゲートに向かう 2018年10月25日 (木) 18:00ごろ
  2. 前方に5台程度
  3. 順番になったら車でゲートに進入
  4. パスポートを提出
  5. Secondary Inspectionに行くように指示される
  6. 右側のエリアに車で進入し駐車
  7. 車のキーを預けた後で館内入場
  8. 空港と同じような入国審査
  9. 各自の確認と16才以上は指紋と顔写真採取
  10. 各パスポートにI-94の半券をホッチキスで添付
  11. 1人6ドルの I-94 費用を支払い入国審査完了 (陸路の場合必要)

かかった時間は30分程度。

後から調べましたが、このBlackpoolは混雑する米国入国国境の模様。時間帯によっては別の場所を検討しておくのが良いのかもしれません。

休憩含めて8時間。無事夜の11時に帰宅。

もう二度と700km/430mileのロードトリップはしたくない、と思った旅でした。

OTTAWA-BOS

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米国ビザはアメリカ国内ではなく、海外に一度出てからの申請となる。基本的にはその申請者の母国での手続きを推奨しているが、第三国の国民による申請を認めている米国大使館・領事館であれば手続きすることができる。

  • 面接から承認そしてパスポート受領までの日数は保証されていない
  • カナダの大使館・領事館では日本人(第三国の国民)が申請することを認めている
  • カナダ東海岸寄りの都市であればボストン近郊からは車で行くことができる

上記の点からできればカナダ、特にモントリオール、オタワ、トロント、ケベックシティなどでの手続きをしたいと2018年7月ごろから検討。

米国ビザ更新面接までの流れ

面接までの手続きは以下の通り。

  1. L1B Blanketは勤務先がスポンサーとなるため社内で書類手続きの開始
  2. US VISAを申請する国を検討
  3. DS-160の申請
  4. VISA申請料の支払い
  5. 面接の予約

手順4の申請料の支払いの前に、直近の空き予定を見ることができるので、まずはそれを確認して現実的であった場合に支払いをすれば良い。またこの空き予定は国とシステムによって見え方が異なる。ais.usvisa-info.com では直近日ひとつしか表示されないが、アイスランドやバミューダが使っているサイト evisaforms.state.gov では先に予約をする仕組みなので空き日程を多く確認することができる。

結果的にオタワでの申請をしてきたのだが、この予約をとるのが簡単ではなかった。他の国は比較的空きを見つけられるのだが、カナダに関して面接の空き予定がなかなか出てこない。

こまめなチェックとその良いタイミングに出くわす運も必要なので、できるだけ早くから準備し始めた方がいいと思う。個人的には半年前では遅く、10ヶ月以上前からをおすすめしたい。

以下、私がオタワの面接にこぎつけたまでの流れ

準備開始 – 2018年6月末/7月頭

会社のVISA/Immigration申請担当と準備を開始。まずは一通りの情報が揃わないといけないため、情報交換から開始。

  • パスポートの全ページコピー(全員分)
  • US VISAが古いパスポートにある場合にはそれも全ページコピー(全員分)
  • 最新のI-94
  • I-129sの期限
  • その他

Petition Number取得 – 2018年7月下旬

DS-160申請に必要なI-129S/I-797のPetition Numberが届く。これでDS-160の申請を4人分開始することができるようになったが、家族の一部のパスポートが一年を切っており、半年以上あるので申請上問題ないがこのタイミングで新規パスポート申請。

参考までにパスポートを切り替えなかった場合のデメリットは以下の通り

  • 新規パスポートに切り替えた後、パスポートを二冊持ちしなくてはならなくなる
  • US VISA更新後、米国入国の際に滞在可能期限はパスポートの日程までとなる

DS-160作成 – 2018年8月頭

新規パスポート受領。VISA担当者に新しいパスポート番号を伝え、DS-160の作成を開始。第一候補のモントリオール申請として準備。

この時点ではモントリオールでの予約はとれるものだと思っていた。

4人分作成完了後にカナダの面接可能日程を調査。

なんと、このタイミングで、カナダでの直近の空きは以下のみ

2019年1月25日 トロント

期限は2019年1月20日のため、この面接日程では間に合わないことになる。ここからが大変だった。カナダだけでなく、他の国にも視野を広げて調査を開始。

後から気づいたことだが、DS-160は作成日から1ヶ月は下書き保存されるため、I-129S/I-797のPetition Numberが来る前から作成し始めて問題ない。そして、DS-160の作成を始めた段階で支払いと予約に必要なDS-160番号も発行されるため、その番号を持って手順4や手順5をすることもできるかもしれない。

尚、DS-160を一度送信した後に面接アポの拠点がDS-160の申請地と事なってしまった場合であるが、少なくとも同じ国の違う都市に関して改めて作成する必要はない。

(参照) DS-160: Frequently Asked Questions

What happens to my DS-160 if I select a U.S. Embassy or Consulate where I will be applying for my visa, but end up making an interview appointment instead at another U.S. Embassy or Consulate?

The Embassy or Consulate at which you actually apply should be able to access your form using the barcode on your DS-160 confirmation page, which you must bring to the visa interview. For example, a business traveler intends to apply for his visa at the U.S. Embassy in City X, so he selects City X as the location where he will submit his application when he completes his DS-160. He then has an urgent reason to travel to City Y on business. Because there is a U.S. Consulate in City Y, he schedules an appointment for a visa interview there, using the barcode from his completed DS-160 application for appointment scheduling. The U.S. Consulate in City Y is able to accept his DS-160 even though it lists the U.S. Embassy in City X as the location where he originally intended to submit his application.

カナダ面接空きなし – 2018年8月

毎日のようにカナダの空き日程と、ボストンから飛行機で比較的近いところ、航空運賃が比較的安価でいける国を調査。

  • メキシコ・シティ (メキシコ)
  • サント・ドミンゴ (ドミニカ共和国)
  • ナッソー (バハマ)
  • ハミルトン (バミューダ)
  • レイキャビク (アイスランド)

面接は12月頭までにとれれば良い。他の国の検討も始めたが、やはりカナダが第一優先。ただ、残念なことにカナダの大使館・領事館は毎日チェックしていても全く空いてこない。

8月は気長に毎日カナダの日程が開くことを期待しつつ、他の国の日程も調査。メキシコ・シティは直近で空きがあり、10月に入るとJetBlueでの直行便もできるため候補として検討。ただし前例が見つからず、どのくらいかかるかもわからないのが最大の懸念点。

メキシコ検討大問題 – 2018年9月頭

カナダは相変わらず開かない。1人だとどうやらいくつかの日程が出て来るのだが、家族全員の申請のため、それも難しい要因の模様。

このタイミングで、実はメキシコ・シティでの申請に切り替えようと、DS-160をメキシコ・シティで改めて作成し、支払いページまで遷移。

DS-160を改めて作成した理由は、カナダとメキシコでは申請手順が異なるため、読み込めたとしても取り扱ってくれないことを心配したため。作成済みのDS-160を呼び出して、そこから作成とすると多くのフィールドは残ったままになるので、若干作業工数は軽減できた。

大問題

メキシコは現金でのVISA費用支払いしか認めていない。現金というのは、物理的にメキシコ国内の指定された銀行に行き、銀行窓口で支払いをするという現金払いである。

銀行口座からWireで支払いできるかと確認したが、それは受け付けておらず、やはり現金のみ。

親戚もいない。それなりの額になるため、簡単にお願いできるレベルでもない。

またカナダと他の国の検討を開始。

ただ、候補として検討していた国は第三国の国民の申請を受け付けていないところもあり、やはりカナダでなんとかしたい、という状況に。

バンクーバー空き!ただし1人だけ↓ – 2018年9月10日

家族全員での申請では空きが相変わらず出てこないが、1人であればバンクーバーに年内の空きが出た。ただこれだと意味がない。何か奇跡がおきないか。

CANADA-2019-09-10-SOLO

バンクーバー年末空き確保! – 2018年9月11日

本当に偶然である。

バンクーバーで12月21日の空きが出た。家族分の予約ができる。

ボストンからは遠い。しかも真冬の雪の季節。飛行機の遅延などの心配もあるが、実績のあるカナダで申請できるのであればもう、これにかけるしかない、ということで支払いと予約。

さぁ、これでカナダから引けなくなった。

オタワ10月解放!日程変更! – 2018年9月25日

バンクーバー予約後、毎日空き状況の確認を繰り返した。朝・昼・晩。

なんと、突然10月の日程が解放されたのである!しかも多くの日程で。月曜日にアポをとれば子供達の学校休みをできるだけ減らすことができる!

ということで2018年10月22日 9:00に変更。

CANADA-2019-09-25-Ottawa

(参考) オタワ11月も解放! – 2018年9月26日

翌日もどうなったかなと空き状況を見てみたところ、なんとオタワは11月も解放していました。ただ、この日は夕方6時ごろにチェックしたためか、月曜日は空いておらず、そして10月の日程の多くももう無くなってました。

CANADA-2019-09-26-Ottawa

さて、カナダの面接確保は本当に大変。年の後半が大変なのか、タイミングが悪かったのか、理由はわからないが、他の国と比べて本当に空きが出てこない。

もしかしたら、第三国の申請を受け付けていて、かつアメリカ在住の第三国の国民の申請が多いせいかもしれない。

いずれにせよ、カナダの場合は苦労するので、早めの行動と希望日程を確保するまではこまめなチェックをお勧めしたい。

DV2019 Entry Form

DV-2019 は 11月22日 (水) まで!

Diversity Visa – 通称 VISA Lottery – の 2019 年枠の申請期限が間近です。

DV-2019 Entry Form

申請期間

10月18日(水) 〜 11月22日(水)

当初10月3日(火)から11月1日(水)までの予定でしたが、システム側の問題にて3日から10日までに送信した分は正しく処理されておらず、対応後に期間も変更して申請再開したとのこと。

※ 3日〜10日に送信した人は再申請が必要です

さてこの申請、それほど難しくありません。

必要書類と入力に必要な情報

  • 申請者とその家族全員分の
    • 写真(背景なし、眼鏡なし)
    • 氏名(英語)
    • 性別
    • 誕生日
    • 出生市区町村(都道府県ではないので注意)
    • 出生国
  • 申請者の
    • 郵送先住所
    • 居住国
    • 電話番号
    • メールアドレス
    • 最終学歴
    • 結婚・離婚・配偶者の米国籍/グリーンカードなど
    • 子供の数

手続きの流れ

  1. Photo Tool を利用して背景なし写真を規定サイズにあわせて CROP し、保存

  2. 申請サイトより申請

  3. 申請完了後のページを印刷(もしくは PDF などに保存して管理)
  4. 発表期間にサイトに抽選結果を確認
  5. 当選した場合、その際に提供される手順にしたがって面接などの手続きを実施

申請手順書

申請サイト

写真切り取りツール

カナダからVISAでの米国入国の際には3時間以上の余裕で

「3時間以上の余裕を」

カナダからの米国への空路での渡航時、米国入国審査はカナダで行われます。つまり、カナダでそれなりに時間を要するので、通常の航路よりも時間に余裕を持っていく必要があります。特にVISAでの米国入国の際には通常のESTAよりも時間がかかる(審査官が少ない)ので、特に注意が必要。

過去に3度、カナダから米国への入国を行いましたが、スムーズだったのは1度のみ。他は強烈なまでの入国審査行列。

  1. DL 3656 モントリオール → デトロイト (夕方5時ごろのフライト)
  2. AA 3351モントリオール → ニューヨーク (LGA) (朝6:30ごろのフライト)
  3. AC 524 トロント → ボストン (午後2:30ごろのフライト)

 

1 はセキュリティも入国審査もスムーズに終わり、ゲートまでスムーズに移動できたので、それが基準になってしまいましたが、2 と 3 は大変。

2 はセキュリティは超えたものの、入国審査が長蛇の列。実は空港に到着した時にあまり時間の余裕がなく、間に合わないかと思いました。

3 はセキュリティは運良く家族連れで優先対応してくれたのでスムーズに進み、入国審査は30分程度の待ちで終了。2時間以上前に着いていたので大丈夫だとは思っていたのですが、家族連れの優先対応がなければギリギリだったかもしれません。

やはり、米国線限定でセキュリティと入国審査が設定されているので、時間の余裕は見ておかないと乗り遅れてしまうことも可能性として多いにあります。

特にエアカナダで日本から米国に入る人は入国審査を踏まえて乗り換え時間に余裕をもたせるなどの注意が必要になるかもしれません。

L1ブランケットVISAの人は米国外渡航時にI-129Sを忘れずに

完全に誤解していました。

L-1 VISA で米国就労・入国しています。この VISA には付随の書類である I-129S というそれなりの枚数になる分厚いドキュメントがあります。

この書類、「初回入国時にのみ必要」と理解していました。

そして、この理解 = 誤りが災いしました。

米国入国審査

先日の英国出張からの米国入国時。

検査官「I-129Sは持っているか?」

私「(?)今は持っていない。家にある。初回入国のみに必要と理解していた」

検査官「どうやったらお前を証明できるんだ?入国させられない。」

私「。。。( orz )。。。」

検査官「下の階に行って検証することになるからそこで待っておけ」

私「。。。」

別室送り

初体験です。

I-129sの不備のために結果として別室に軟禁されることになりました。検査官の方で書類確認後、カウンターに呼び出しされ、改めて入国審査が行われました。

なぜ持ってないのか、今回は例外ということ、今後繰り返すと別室での処理が長くなることなどいろいろ説明を受けたものの、なんとか無事に入国できました。結果として40分ほどその部屋に滞在しましたが、先に入室した人がまだ残っていたので、まだ短い方だったのかもしれません。

L-1 VISAを再確認

改めて L-1 VISA を確認してみると、以下のように記載が。

VISA付随ドキュメント、それなりの厚みにはなりますが、米国から海外に出国する際には必ず、そして手持ちで保有するようにしましょう。機内預けに書類を入れてしまうとバッゲージクレームまで受け取れないので、同じ状況に陥りますよ。

L-1 ビザにて入国

日本から籍を米国に移しての米国生活がついに開始します。就労ビザはL-1B。

目次

Lビザでの入国

今まで何度も米国には入国しているけれど、自分自身が取得したビザでの入国は初めて。過去には親の仕事の関係でビザで入国したこともあれば日本パスポートでのビザ免除制度による入国、ESTAができてからはそれでの入国をしていたけれど、自分が主となるのは初めて。

入国フライト

成田発、シカゴ経由、ボストン行のフライトのため、入国審査はシカゴ。フライトは以下。

2/16 NH12 NRT (11:00) → ORD (7:35)

2/16 UA532 ORD (10:40) → BOS (13:56)

乗り換え時間は3時間強あるので、入国審査に時間がかかっても、まぁなんとかなるだろうという感覚の時間。

時間を要した入国審査

シカゴに到着。ESTA 用の入国列とは異なり今回は VISA での入国のため別入国の列に並ぶとそこにはすでに長蛇の列。並んでいる人はインド系の入国者と思われる方々が大半。どうやら、Air India が少し早めに到着していて、その乗客が大半をしめている状況。インド国民は米国入国のためには ESTA では入国できないため、当然、VISA 入国になり列も長くなる。

30分、1時間

時間はすぎても少しずつしか列は進まない。

ついにはESTA列がすべて終わり、そちらの列にもVISA入国者が流れていき、入国審査を進める状況。

1時間45分

ようやく私の番がきて、あらかじめ準備していた書類を見せながらの入国審査。

ESTA 入国の時との違いは、何日滞在とかその目的はなどは聞かれず、仕事の内容などを聞かれる程度で質問はそれほど面倒ではなかった。ドキュメントをちゃんと用意しておけば特に問題はない、比較的スムーズな作業。

荷物を再度チェックイン

その後 Baggage Claim にて荷物を受け取り、お酒を持ってきていたので申告して、再度国内線への預け入れ。

改めて米国におけるセキュリティチェックを受けて国内線ゲートまで移動した際にはもうヘトヘト。スターアライアンスゴールドの恩恵を受けてラウンジに入るも30分程度の滞在、そのままゲートに移動。

まとめ

なんとか乗り継ぎできたので良かったですが、VISA 入国でかつ経由地での入国となる場合には、その時間帯に VISA 入国が多いであろう国からのフライトが少ない時間帯を選ぶ方が良いのかなとの教訓でした。

NH12は要注意かもしれません。

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