眼鏡屋で視力を測り、その場で保険関係なく、乱視矯正も含めて眼鏡が作れる世界…今のアメリカにはありません。
専門医 (検眼士/Optometristもしくは眼科医/Ophthalmologist) による診断の上、その処方箋/Prescriptionを持って眼鏡屋で作る。Vision Insurance (眼科保険) があればそれを使って、ない場合には眼鏡屋のキャンペーンなどで割引を受けて購入。フレームはお店によって色々あり、ブランドも多く、選べる楽しみは日本の手軽に作ることができるJ、Z、Tなどよりもとても高い!結果的にフレーム代金が高くつくこともあるがきっと総合満足度は高いと思う。
VSPのベネフィット
私は勤務先のベネフィットにてVSP Signature Planに入っている。VSPは眼鏡フレーム、レンズ、コンタクトレンズそれぞれ保険適用基準条件が異なる。
- 眼鏡フレーム: 2年に一度
- 眼鏡レンズ: 毎年一度
- コンタクトレンズ: 毎年一度
今回は手持ちの眼鏡フレームを持ち込みレンズのみ保険適用での購入を検討する。眼鏡屋は加入している保険に対応しているかどうかをあらかじめ確認しておく。その上でVSP対応であるVisionworksを、手持ちの眼鏡と眼科で処方してもらった処方箋を持参して訪問。
手持ちの眼鏡フレーム
手持ち眼鏡はどれでもレンズ作ってもらえるかと思っていたら甘かった…
- セルフレーム: 5年以上経過したセルフレームを持参したところ、経年劣化が指摘される。工場から却下される可能性が高いことから対応不可。
- メタルフレーム: こちらは問題なく対応可能。ただし、レンズを入れる部分が破損していたり、曲がっているものは断られるのでそこも注意が必要。
古いフレームは劣化や破損がないこと、そしてできるだけ金属フレームのものを持参した方が良い
レンズ作成検討
対応可能な眼鏡フレームがわかり、それでレンズ作成の検討を開始。
ここからレンズの金額を提示してもらうのだが、経験上、レンズの加工オプションを分けた金額などは最初からは出てこない。だいたい、眼鏡の利用シーンを会話したあとで、その眼鏡屋のオススメのオプションが全部ついたレンズプランが出てくるのである。
以下今回確認したVSP保険適用後の価格であるが、最初に出てきたのはHigh Index (薄型レンズ) $151と通常のポリカーボネートにレベルの高い反射防止加工が入った$98であった。
ここから色々コーティングオプションを外せるかどうかを確認することで、異なる金額を聞き出すことができる。保険を効かせる場合、基本的にはどこの眼科医に行っても同じ金額になるはずだが、金額が違う場合はコーティングオプションなどが異なっている場合が多い。
種類 | 金額 |
Polycarbonate High Index | $151 |
Polycarbonate with Premium Anti-Reflection | $98 |
Polycarbonate with Standard Anti-Reflection | $60 |
Polycarbonate | $23 |
Anti-Reflection 反射防止加工
Anti-ReflectionはARと略して説明されることがあるが、これは反射防止加工。反射防止のレベルに段階があるらしく、最初段階は$37、その上は$38の差額となる模様。
Polycarbonateにはスクラッチ防止、UV防止は標準的に付いているようでこれは外すことができないとのこと。
High Index 薄型レンズ
薄いレンズはHigh Indexレンズというらしいが、1.5倍くらい金額が変わる。そして眼鏡屋で取り扱っていたHigh Indexレンズも印象的には日本の薄型レンズよりも厚みがあるように思えるので、薄いレンズを希望する場合には日本で作成した方がいいかもしれない。
注文
いままではフレームも込みのベネフィットを利用していたが、今回は既存のフレームにいれるということ、そして一番安いプランにするとどうなるのかを判断してみようということで一番シンプルな追加加工のないポリカーボネートレンズで注文。
次回一時帰国時に日本で眼鏡を作ることもできるし、ひとまずはつなぎでどんなものか試してみようかなと。$23と安いしね。
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