ボストン広域生活での出来事

Boston Cover Woodpecker

カテゴリー: トラベル

American Airlines Logo

航空会社の遅延理由 – アメリカン航空 –

米国内の国内出張は仕事柄多い。いくつか航空会社を利用したが、アメリカン航空の遅延理由があまりにも「驚き」だったのでちょっと整理しておきたい。

American Airlines Logo

Crew Rest Delay

ん?

まず、最初の感想。

その名前の通り、フライトクルーが休憩をするために発生する遅延。

過去、2度経験があり、いずれもアメリカン航空。

Crew Rest Delay前日の最終便到着が何らかの理由により遅延し、その結果翌日朝搭乗するクルーが十分な休養がとれないために発生する遅延

確かに、寝不足でフライトされても困るし、安全第一でお願いしたい。しかしながら、当然乗り継ぎ便がある人は大きな影響を受けるわけである。機材不良のような機械的なものならまだしも、クルーであれば他のクルーが代打するなどできればと思うのですが、おそらく経路や経験などの観点からそうもいかないのでしょう。

私は目的地までの直行便でしたので遅延以外の影響はありませんでしたが、乗り継ぎ便の時間が短い人はアナウンスされており、別の便への変更を案内されていました。

First Officer Arrival Delay

これも驚き。

First Officer Arrival Delay「First officer (副操縦士) の到着が遅れているために発生する遅延」

出発時刻になっても到着しないわけで、当然間に合いません。Crew Rest Delay の打撃だけでなく、この First Officer Arrival Delay が今回のフライトでは発生し、さらに遅延したという状況。

もちろん予期せぬ状況で遅延してしまい、クルー調整ができずというのはあるのでしょうが、もう少し人材調整ができるといいのになぁと思うのでした。

Long Island Rail Road のオフピークとピーク

Long Island Rail Road (以下 LIRR) に限らずだが、アメリカではいたる公共の交通機関において

  • オフピーク
  • ピーク

という考え方がある。この時間帯によって電車賃が変わるので無視することができない。基本的にピーク時間の方が限定されている時間帯なので、そちらを理解すれば、それ以外はオフピークととらえればいいのであるが、この「ピーク」時間を理解するのが少々厄介な部分がある。

  1. 基準駅への到着時間が A 時から B 時まで
  2. 基準駅からの出発時間が X 時から Y 時まで

LIRRにおいての「指定駅」は NYC terminals なので JFK からくる LIRR においては PENN Station が基準駅となる。2 についてはいわゆる下り列車で、出発時間を見ればいいので時間帯さえ理解すればわかりやすい。しかし、1 については上り列車で、到着時間を調べて判断しないといけないので、時刻表などを見ないとわからない。極めて厄介である。

以下が LIRR においてのピーク列車となる

LIRR PEAK OFFPEAK※ 平日および特定祝日が対象

JFKから移動して乗車する限りにおいては、朝の9:30にJamaicaを出発する列車などでない限りピークとはならないので、よっぽど早朝の国内線で移動して来ない限りは、基本的にオフピークとなると思う。例えば、ボストン発を見ると JetBlue の最初の2便は9:00前にJFKに到着するので、ピーク対象となるが、それ以外はオフピークで移動できる。

どうしても不安な人はピークチケットを買えば問題にはならない。ちなみに金額は以下の通り。

  • Jamaica – PENN Station
    • オフピーク: USD 7.25
    • ピーク: USD 10.25

 

JFKからNYCまで ~AirTrain + LIRR~

JFK から NYC Manhattan まで移動する方法はいくつかある

  1. TAXI
  2. UBER/Lyft
  3. Shuttle Bus Service (e.g. NYC Airporter)
  4. AirTrain + Long Island Rail Road (LIRR)

荷物が多い場合、子連れの場合などは 1 か 2 がベストだが、荷物を自分で運べる場合で電車での移動が好きな人は 4 がオススメ。

理由

  1. 経済的に安い
  2. 道路渋滞に影響を受けず、1時間以内で Penn Station までいける

経路

  • JFK → Jamaica → NY Penn Station
  1. JFKの各ターミナルから AirTrain の案内を頼りに移動


  2. 【重要!!!】ここでは必ず掲示板赤色表示されるJamaica Trainに乗車する。同じホームから緑色表示のHoward Beach TrainAll Terminal Loop Trainも出るのでそれらは無視して次にくるJamaica Trainを待つべし。たまにFederal Circle Trainもくるが例外的にFederal Circleで乗り換えしなさいと言われない限りJamaica Trainを待つ。

  3. Jamaica 駅にて AirTrain 分のチケットと Jamaica → NY Penn Station までの LIRR (Long Island Rail Road) チケットを購入。(LIRRの自販機であれば一括購入できるみたいだが試せていない)

  4. 続けて、AirTrain のチケットを購入。カードにチャージするときは $5.00。(2019年後半から値上げしたため $7.50)

  5. ゲートを AirTrain の切符でくぐる

  6. NY Penn Station 行きのプラットフォームを確認し発車時刻まで待機


  7.  乗車。自由席なので好きなところに着席。

  8. 車掌が切符の見回りに来るので、駅で購入した切符を提示。モバイルアプリで購入していた場合には、チケットをアクティベートして画面を提示。

  9. Penn Station まで2〜3駅、20分程度の乗車。

日本の電車乗り換えと比べれば、ホームの構造も複雑ではないので簡単。切符の買い方が迷ってしまうが、そこがクリアできれば問題なし。

モバイルアプリで LIRR のチケットを買う場合、 AirTrain で Jamaica に移動している間に買っておいて、時短することも可能。LIRR のチケットアプリについてはまた別途。

アメリカン航空 Platinum status challengeプロモーション

きっと、いつか来るだろうとじっくり待ってたらようやく。

航空会社プロモーション

米国系航空会社は、会員に対して様々なプロモーションを送ってきます。恐らく一時期集中的にアメリカン航空に搭乗していたためかと思いますが、特にアメリカン航空からのキャンペーンが私にはよく届きます。

過去にはこんなものがありました。

  • Gold status challenge
    期間限定で Gold status を提供。その限定期間中に 7,000 EQM 達成すると次年度末まで Gold を保持できるというキャンペーン。
  • Gold status by fee
    会費499ドルを支払うことで次年度末まで Gold status を保持できるキャンペーン。

色々情報を調べていると、ターゲットパーソナライズキャンペーンはよくやっていることがわかるので、メリットのないもの(例 Gold status)には反応せずに気長に待ってました。

このキャンペーンはいわゆる Status Challenge と呼ばれるものと同等で、アメリカン航空は他航空会社でかつ他アライアンスのステータスを持っている人がコールセンターに電話すると、会費をいくるらか支払うことで対応してくれたりします。

キャンペーンが届かない人でも、頻繁に乗ることがわかっている人は、会費対応の Status Challenge も「あり」ですが、少なくとも Platinum に到達しないと恩恵があまりないので Gold 狙いならやらない方がいいでしょう。

ということで、これから Platinum status challenge 。約3ヶ月で 12,500 EQM。Boston → New York は 500 EQM 換算なので、もしこの路線だけで考えると、12.5 往復しないといけません。

さて、果たして達成できるのでしょうか。

グローバルホテルチェーンのメンバープログラム

日本国内ではあまり意識していなかったし、ローカルチェーンも多く、ラウンジなどのメリットもそれほどなかったように思う。

しかし、グローバルもしくは北米・欧州でビジネスに携わってくると、航空会社や宿泊施設のプログラムメリットを享受できるかどうかで、滞在時の快適さが変わってくる。

大手ホテルチェーンの IHG、SPG、Marriott、Hilton についてそれぞれどのくらい滞在すればそのステータスを得られるのか、自分でも整理したいと思い以下にまとめてみた。当然、各プログラムごとでステータスごとのメリットは異なるのでレベルによって同じではないが、少なくともステータスを獲得するまでの道のりはこれで理解できる。

あとは、よく訪れる場所や地域にどのチェーンが強いか、などによって優先するチェーンは異なるかな。日本で考えると、ANA系の人はIHGかもしれないし、一般的にはHILTONかなぁ。

達成条件

レギュラー Tier 1 Tier 2 Tier 3
IHG
ステータス: CLUB GOLD ELITE PLATINUM ELITE SPIRE ELITE
宿泊: 10 40 75
ポイント: 10,000 40,000 75,000
SPG
ステータス: PREFERRED PREFERRED PLUS GOLD PLATINUM
宿泊: 25 50
滞在: 10 25
MARRIOTT
ステータス: REWARDS SILVER ELITE GOLD ELITE PLATINUM ELITE
宿泊: 10 50 75
HILTON
ステータス: BLUE SILVER GOLD DIAMOND
宿泊: 10 40 60
滞在: 4 20 30
ポイント: 75,000 120,000
  • 宿泊 – 通年で何泊したかによる条件。一回の滞在で3泊した場合には 3 として加算。
  • 滞在 – 同一ホテルにチェックインからチェックするアウトするまでを1回として数えた回数。仮に3泊連泊してもチェックインとチェックアウトまでは1となるため、1として加算される。一度チェックアウトしても連日宿泊の場合には合わせて1滞在となることがほとんどのため要注意。
  • ポイント – 基本的には滞在で加算される基本ポイント (ベースポイント) によっての加算。ボーナスポイントなどは対象外になるので要注意。

SPG や HILTON は比較的少なめの滞在回数で最上位ステータスまで到達できる。ある場所に連泊する必要がある場合、面倒ではあるが同じチェーンの別ホテルに毎日移動すれば滞在回数を増やすことは可能。

また、SPG と MARRIOTT はグループとなり、上記の表の上下の関係にて、いずれかのステータスとのマッチをしてくれる。SPG から MARRIOTT へのステータスマッチはプラスのように働くが、逆は PLATINUM でない限りあまりメリットがない。

代表的なメリット

レギュラー Tier 1 Tier 2 Tier 3
IHG
ステータス: CLUB GOLD ELITE PLATINUM ELITE SPIRE ELITE
ラウンジ:
レイトチェックアウト: YES YES YES
アップグレード: YES YES
朝食(無料):
SPG
ステータス: PREFERRED PREFERRED PLUS GOLD PLATINUM
ラウンジ: YES
レイトチェックアウト: YES YES YES
アップグレード: YES
朝食(無料): YES
MARRIOTT
ステータス: REWARDS SILVER ELITE GOLD ELITE PLATINUM ELITE
ラウンジ: YES YES
レイトチェックアウト: YES YES
アップグレード: YES YES
朝食(無料): YES YES
HILTON
ステータス: BLUE SILVER GOLD DIAMOND
ラウンジ: YES (*1) YES
レイトチェックアウト: YES YES YES YES
アップグレード: YES YES
朝食(無料): YES YES

(*1) エグゼクティブフロアやラウンジアクセスが対象となるフロアへのアップグレードとなった場合

改めて整理してみると、MARRIOTT GOLD や HILTON GOLD のステータスをまず獲得しておくと、滞在時にメリットを享受しやすいように思えるし、滞在で SPG PLATINUM を狙うのであればそれもひとつかもしれない。いずれにせよ、よく宿泊する方でない限り遠い道のりであるにはかわりないけれど。

参考

L1ブランケットVISAの人は米国外渡航時にI-129Sを忘れずに

完全に誤解していました。

L-1 VISA で米国就労・入国しています。この VISA には付随の書類である I-129S というそれなりの枚数になる分厚いドキュメントがあります。

この書類、「初回入国時にのみ必要」と理解していました。

そして、この理解 = 誤りが災いしました。

米国入国審査

先日の英国出張からの米国入国時。

検査官「I-129Sは持っているか?」

私「(?)今は持っていない。家にある。初回入国のみに必要と理解していた」

検査官「どうやったらお前を証明できるんだ?入国させられない。」

私「。。。( orz )。。。」

検査官「下の階に行って検証することになるからそこで待っておけ」

私「。。。」

別室送り

初体験です。

I-129sの不備のために結果として別室に軟禁されることになりました。検査官の方で書類確認後、カウンターに呼び出しされ、改めて入国審査が行われました。

なぜ持ってないのか、今回は例外ということ、今後繰り返すと別室での処理が長くなることなどいろいろ説明を受けたものの、なんとか無事に入国できました。結果として40分ほどその部屋に滞在しましたが、先に入室した人がまだ残っていたので、まだ短い方だったのかもしれません。

L-1 VISAを再確認

改めて L-1 VISA を確認してみると、以下のように記載が。

VISA付随ドキュメント、それなりの厚みにはなりますが、米国から海外に出国する際には必ず、そして手持ちで保有するようにしましょう。機内預けに書類を入れてしまうとバッゲージクレームまで受け取れないので、同じ状況に陥りますよ。

L-1 ビザにて入国

日本から籍を米国に移しての米国生活がついに開始します。就労ビザはL-1B。

目次

Lビザでの入国

今まで何度も米国には入国しているけれど、自分自身が取得したビザでの入国は初めて。過去には親の仕事の関係でビザで入国したこともあれば日本パスポートでのビザ免除制度による入国、ESTAができてからはそれでの入国をしていたけれど、自分が主となるのは初めて。

入国フライト

成田発、シカゴ経由、ボストン行のフライトのため、入国審査はシカゴ。フライトは以下。

2/16 NH12 NRT (11:00) → ORD (7:35)

2/16 UA532 ORD (10:40) → BOS (13:56)

乗り換え時間は3時間強あるので、入国審査に時間がかかっても、まぁなんとかなるだろうという感覚の時間。

時間を要した入国審査

シカゴに到着。ESTA 用の入国列とは異なり今回は VISA での入国のため別入国の列に並ぶとそこにはすでに長蛇の列。並んでいる人はインド系の入国者と思われる方々が大半。どうやら、Air India が少し早めに到着していて、その乗客が大半をしめている状況。インド国民は米国入国のためには ESTA では入国できないため、当然、VISA 入国になり列も長くなる。

30分、1時間

時間はすぎても少しずつしか列は進まない。

ついにはESTA列がすべて終わり、そちらの列にもVISA入国者が流れていき、入国審査を進める状況。

1時間45分

ようやく私の番がきて、あらかじめ準備していた書類を見せながらの入国審査。

ESTA 入国の時との違いは、何日滞在とかその目的はなどは聞かれず、仕事の内容などを聞かれる程度で質問はそれほど面倒ではなかった。ドキュメントをちゃんと用意しておけば特に問題はない、比較的スムーズな作業。

荷物を再度チェックイン

その後 Baggage Claim にて荷物を受け取り、お酒を持ってきていたので申告して、再度国内線への預け入れ。

改めて米国におけるセキュリティチェックを受けて国内線ゲートまで移動した際にはもうヘトヘト。スターアライアンスゴールドの恩恵を受けてラウンジに入るも30分程度の滞在、そのままゲートに移動。

まとめ

なんとか乗り継ぎできたので良かったですが、VISA 入国でかつ経由地での入国となる場合には、その時間帯に VISA 入国が多いであろう国からのフライトが少ない時間帯を選ぶ方が良いのかなとの教訓でした。

NH12は要注意かもしれません。

Page 4 of 4

Powered by WordPress & Theme by Anders Norén