マサチューセッツ州のドライバーズライセンス(運転免許証)におけるロードテストは減点方式で合否判定されます。

  • PASS (合格) : エラー項目 (A-H) のチェックが 0-2 個の場合
  • FAIL (不合格) : エラー項目 (A-H) のチェックが 3 個以上の場合
  • IMMEDIATE FAIL (即不合格) : Critical Error のチェックが 1 個以上の場合

検査項目は以下の通り

  • 一発アウトのレッドカード (Critical Error)
    • 衝突事故
    • 衝突事故未遂
    • 危険な運転
    • 車の運転操作が未熟
    • 縁石にいずれかのタイヤひとつでもぶつかった場合
    • 試験官の指示を誤った場合
    • シートベルト違反
    • ハンドシグナル理解不足
    • 主要な車載機能の理解不足
    • 交差点を塞いだ場合
    • 信号違反
    • 制限速度違反(超過・遅すぎる)
    • 試験官の言動・物理的な行動による操作が必要となった場合
    • 黄色線・白線違反
    • 以下の状況・事項に対する減速対処違反
      • 緊急車両
      • 歩行者
      • スクールバス
      • 横断歩道
      • 信号
      • 交差点標識
  • 3ストライクアウト (Errors)
    • A 走行開始
      • ギア操作
      • ブラインドスポット確認
      • 走行車両確認
      • シグナル(ウィンカー)
      • スムーズな車道への移動
      • 手の位置
    • B 停止
      • スムーズなブレーキ
      • 車両の適切な停車
      • 完全な停止
      • 不必要な停止がないこと
      • 適切な減速
      • シグナル(ウィンカー)
    • C 駐車
      • シグナル(ウィンカー)
      • 走行車両確認
      • 位置修正は一回以内での適切な位置への確定と駐車
      • パラレルパーキング(縦列駐車)
    • D 斜面操作
      • 前方・後方への移動抑制
      • エマージェンシーブレーキ(サイドブレーキ)の適切な操作
      • 適切なシグナル(ウィンカー)
      • 斜面停車におけるタイヤ位置の操作
    • E 後方走行 (50フィート)
      • ブラインドスポットの確認
      • 右肩越しの後方確認
      • スムーズなスピードによる後方走行
      • 走行車両に対する安全な対処
      • まっすぐな位置の保持
    • F スリーポイントターン
      • シグナル(ウィンカー)
      • 走行車両確認
      • ブラインドスポット確認
      • 対向車に対する減速
      • 適切な後方走行技術
      • 適切なターンの回数
    • G ターン(右折・左折)
      • シグナル(ウィンカー)
      • 走行車両の確認
      • 正しいレーンでの走行
      • 適切な減速
      • トラベルレーン妨害をしないこと
      • 適切な速度
      • 適切なハンドル操作技術
      • ターンが過度に大回りでなくまた小回りすぎないこと
    • H レーン変更
      • シグナル(ウィンカー)
      • 走行車両確認
      • ブラインドスポット確認
      • 適切な合流
      • レーンキープ
      • シグナルのキャンセル(ウィンカー停止)

特に「ハンドシグナルを知らなかったり、正しい形での操作ができない」「縁石にぶつかってしまったり乗り上げてしまう」「試験官にブレーキを踏まれたりハンドルを操作される」「制限速度を超えてしまう」などは一発アウトなので、そのあたりは確実に押さえておきたい点です。

試験会場の駐車場内などは制限速度がかなり低い場合があるので、そのあたりもしっかり把握しておく必要があります。