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ATM手数料無料のFidelity Cash Management

手数料ゼロで世界中のATMから現金を引出せるFidelity Cash Managementアカウントで一時帰国や旅行時の現金を

米国銀行口座のDebitカードは、米国外のATMから現地通過の引き出しができるが、いつも悩ましいのが手数料。現地のATMで追加の手数料がかかり、小さな額かもしれないけどチリツモで繰り返しているとそれなりの額になる。加えて為替手数料なども乗っかってきたりしてさらにそれらが上乗せされる。

目次

Fidelity Cash ManagementはATM手数料が無料!

色々調べたところフィデリティのキャッシュ マネジメント アカウントだとATM手数料が無料なのである。厳密には後日ATM手数料が還元されて、無料になるという仕組みだ。これが利用できれば日本の銀行に事前にお金を移動させたりせずに直接引き落としができるので便利になる。

Fidelity ATM/debit card

ここで Fidelity Cash Management に入ろう!と思った人はこの記事後半にあるStarter Packなどキャンペーンを駆使して開設するとキャッシュがもらえたりするのでうまく活用してください!

タイミングによってはキャンペーンをやっていないので、こまめにチェックしてみてください。

引き出し実績

🇯🇵セブン銀行にて引き出し (※2023年7月現在引出し不能)

2022年夏には引き出しが問題なかったセブン銀行ですが、2023年夏に試みたところエラーで引き出しできませんでした。

その代わり「みずほ銀行ATM」「ローソン内のATM」では問題なく引き出しできました。引き出し限度額が50,000円程度でしたので、その点もお気をつけください。

Fidelity Cash ManagementデビットカードはPLUS、INTERLINK、STARが提携しているATMから引き落としができる。日本の多くのコンビニで利用できると思う。試しに三井住友銀行のATMで引き落とししようとしてみたところ、ここは対応していなかったので銀行ATMよりもコンビニATMの方が良いと思う。

実際にセブン銀行にて引き出しをしてみた。手数料は以下の通り。

  • 10,000円 : 110円
  • 20,000円以上: 220円

ATM手数料は後日還元される (はずな) ので、70,000円を引き出し。

総額70,220円が引き出されたことがわかる。

ATM取引レシート

引き出しは日本円 (現地通貨) で!

セブン銀行の場合、引き出す際には口座がドル建てなのでドルで引き出すか、円で引き出すかを選択できる。ここでは必ず日本円の70,220円を選択すること!クレカ払いの際の円払いかドル払いかを選択する仕組みと同じで、ドル払いを選択すると為替手数料が加わった悪いレートでの取引となるのでここは間違えてはいけない

画面をよく読むと $1 = 139.04円 のレート (手数料込み) が適用されていて総額 $505.02 になっていることがわかる。

セブン銀行ATM通貨選択画面

Cash Management口座での確定

実際に引き出しをした日から数日が経過して口座での取引が確定する。その際に220円分の手数料もキャッシュバック (Reimburse) される。尚、レートは引き出し当日とは異なるが以下のレート 144.70円/$1 で取引が確定したことがわかる。

$1=~144.70円 [70,000円 / ($485.28-$1.52)]
Cash Managementトランザクション

参考までに確定日の xe.com でのレートは $146.89/$1 だった。

xe.com USD 1 = JPY 146.89 on Oct 12, 2022

ATMの為替換算されたレート ($139.04/$1)と比較すると結果的に5円の差があったことがわかる。金額で言うと$20くらい差額が出ていることがわかる。

ATM引き出し1日限度額を超過するとエラー

FidelityのCash ManagementのデビットカードはATMでの引き落とし限度額が$520/日に設定されているため、それを超過しての引き出しはエラーになる。セブン銀行は10,000円単位での引き出しのみに対応していたため、2022年10月のレートだと70,000円が限度額になる。レートによっては60,000円などになることもあるので、このあたりは当日のレートの状況に応じて対応する必要がある。

引き出し限度額超過エラー

🇯🇵ローソンATMにて引き出し

2023年夏はローソンATM、無人のみずほ銀行ATM、ファミリーマートATMで試したが問題なく引き落としができた。

言語メニューで「English」を選択

まずはATMの利用言語の選択が可能。日本語を選択しても良いが、確実に後半のメニューでCheckingを選びたいのでここはEnglishを選択。

ローソンATM言語選択
ローソンATM言語選択

アカウントの処理で「Withdrawal」を指定

残高照会なども含めてどのような処理をするのかをこの画面では選択できる。引出しをしたいので、Withdrawalを選択。

ローソンATM処理選択
ローソンATM処理選択

手数料の説明

ATM利用時の手数料について説明が表示される。Fidelity Cash Managementではそれが返金されるので心配せずに次に進む。

ローソンATM手数料説明
ローソンATM手数料説明

口座タイプにて「Checking」を選択

とても重要な選択肢。これを間違えると引出しエラーになったり、もしかしたら余計な手数料がかかるかもしれない。

ここでは必ずCheckingを選択すること。Creditを選択して処理を進めたことはないが、Savingを選んだ場合エラーになり引出しができない。

ローソンATM口座タイプの選択
ローソンATM口座タイプの選択

引出し額の選択

おろしたい金額を選択する。

ATMによっては引出し希望額を指定できるが、ATMもしくはATMが対応している銀行によっては指定された額しか選べないものある。利用したローソン内のATMはMUFGで、10,000円から50,000円の選択のみだった。

ちなみにFidelity Cash Managementの1日の引き落とし限度額は$500なので円ドルレートにもよるが60,000円や70,000円も大丈夫。

ローソンATM金額選択
ローソンATM金額選択

最終明細

最後は引き出し額、ATMの手数料、合計の明細画面が表示される。レシートも出る場合は念の為にキープしておこう。

ローソンATMサマリー
ローソンATMサマリー

🇲🇽カンクンにてメキシコ・ペソをATMから引出し

利用できるのは日本だけに限らないし、どこでも手数料はキャッシュバックされるのでメキシコでも利用!無事にペソを手に入れました。

ただ注意しないといけないのは、レートが銀行ATMによって異なるということと、それに関しては見抜くのは難しいということ。

参考までに、カンクンではCitiBanamaxの方がSantanderよりも手数料が少なかった。

Fidelity Cash Managementはキャッシュバックされるから、少額でまずレートを確認してみるのもありかもしれない。

そして、Santanderは基本的には利用せずにCiti系を使うことにします。

🇨🇼キュラソーにてアンティル・ギルダーをATMから引き出し

キュラソー旅行に行った際にも使ってみた!ATM手数料が高くて、戻ってこなかったらどうしようと利用するのを躊躇したが無事手数料返金されました!

50アンティル・ギルダーをATMで引き落とした際の記録はこちら。

ANG 50を引き出した際のFidelityの記録

利用したATMはBanco di Caribe。他のATMだともっと手数料高くてUSD10だったと記憶。

Banco di Caribe ATM

🇻🇳ハノイにてベトナム・ドンを引き出し

ベトナムに行った時にもこのデビットカードが大活躍!一部利用できないATM (BIDVのATMなど) がありましたが、SeA Bank の ATM では問題なく引き出せました。

SeA Bank
SeA Bank

米国口座から直接引き出せる最強のデビットカード

実際に利用するまでは若干不安だったけれど、このFidelity Cash ManagementのATMカードは

  1. 米国の口座から直接引き出すことができ、
  2. 金融機関レートが適用され、かつ
  3. ATM手数料もかからない

ので今のところ私の中では最強のATMカードとなった。

日本の銀行口座に事前にお金を移したりすることなく、現地で直接引き出すことができるので、換金所で通過交換する必要もないので今後はこれで日本以外の海外も利用していきたいと思う。

1日の切り替え時刻は東海岸時間午前0時

FAQのAre there transaction limits with my card for purchases and ATM transactions?に書いていますが、タイムゾーンはEastern Time東海岸時刻のようなので、日本で引き出す場合には朝と午後で引き出すことができる。

Daily limits reset each day at 12:00 midnight ET. Daily limits are subject to the Available to Withdraw balance in your account and specific daily transaction limits, which are not shown.

https://www.fidelity.com/spend-save/faqs-atm-debit-card

注意点

ATMによって手数料として明確にわけずに全込みで引き落とすようになっているケースがある。そういうケースでは手数料が戻ってこないため、恐らく民間のATMではなくて銀行系のATMを使うのが良いのかと思う。

【終了】口座開設後$50のデポジットで$100がもらえる!

今なら Introducing the Fidelity Starter Pack℠ のキャンペーンからCash Managementのアカウント開設をして、$50をデポジットするだけで$100もらえるキャンペーン実施中 (2023年6月14日現在)。いつまでやっているかわからないけど、気になった人は作ってみるといいかもね。Roth IRA、Traditional IRAの口座も対象だからCash Management持っているという人はそちらを作るのもありでしょう。

参考: Bank of Americaのデビットカードで米国外のATMで直接引出した場合

ちなみにBank of Americaのデビットカードを直接利用した場合、海外の提携銀行ATM以外で利用すると$5の手数料が毎回発生するとある。そして日本には提携金融機関やATMは無いので、日本で利用すると毎回$5は必ず発生する。

Use your Bank of America ATM or debit card at one of our International partner ATMs and avoid the non-Bank of America ATM $5 usage fee for each withdrawal, transfer or balance inquiry as well as the ATM operator access fee.

加えて、為替換算手数料として3%分がチャージされる。

Bank of America will assess an international transaction fee of 3% of the converted US dollar amount. Foreign ATM operators may offer to do your currency conversion for you, but they may charge a higher fee for conversion. To insure that your currency conversion does not incur a fee higher than 3%, you may refuse the ATM operator's offer to convert the amount of the transaction.

もしかしたらバンカメのステータスによってキャッシュバックされるかもしれないが、全額戻ってくるかどうかわからないので、過去に利用したことはない。詳しくは以下のページにて。

Find International ATM Partners

やはりFidelity最強説ですな

そして、その最強説に拍車をかけるのがこれ↓

Fidelity to SMBC Trust Prestia 手数料ゼロでFidelityからSMBC信託銀行PRESTIAへ米ドル送金

米ドル送金はFidelity Cash ManagementからSMBC信託PRESTIAマルチマネー米ドル口座にすると手数料がゼロ!

日本の銀行口座に米ドルを送金する際 Wise (旧名称 TranswerWise) を利用していましたが、もう使っていません。なぜならここでも Fidelity 最強説を知ったからです!

Fidelity Cash Managementで現金を引き出すと手数料がキャッシュバックされるというのは以下のブログで書きました。

なんとこのFidelity Cash Management (フィデリティ・キャッシュ・マネジメント)、ATM手数料が無料になるだけでなく、実はこのFidelityアカウントから海外口座に送金をした際、Fidelity側はなんと手数料が無料なんですよ!

ただ海外送金 (International Wire) の手数料は送金側だけじゃなくて、着金側で取ることがあるので相手先を選ぶのもとても重要です。そしてここで重要なのが旧シティバンク銀行のSMBC信託銀行PRESTIA (プレスティア) マルチマネー口座を使うことです!

SONY銀行も外貨受領時の手数料が無料かもしれません。本ブログ最後にリンクを置いているので口座をお持ちの人はご確認ください。

目次

手数料が無料

Fidelity Cash Management (フィデリティ・キャッシュ・マネジメント) とSMBC信託銀行PRESTIA (プレスティア)マルチマネー口座の組み合わせだと

  • Fidelity Cash Management (フィデリティ・キャッシュ・マネジメント) は海外送金時の手数料がゼロ!
  • SMBC信託銀行PRESTIAマルチマネー口座外貨普通預金は海外送金の着金時の手数料がゼロ!
  • SMBC信託銀行PRESTIAマルチマネー口座外貨普通預金は米ドルを受け取ることができるのでいつ送金しても為替リスクがゼロ! (円転換した際のレートで円にできます)

SMBC信託銀行プレスティア マルチマネー口座以外で米ドルで受け取ることができて、手数料がかからない銀行があればその口座を使う方法もありですね!

参考までに、実際に $1,000 を Fidelity Cash Management (フィデリティ・キャッシュ・マネジメント) から SMBC信託銀行プレスティアに送金し、手数料ゼロで全額まるまる受領した例がこちら

Fidelity Cash Managementから$1,000のWire Transfer
SMBC信託銀行PRESTIAマルチマネー米ドル口座受領

翌営業日送金完了しましたよ!

海外口座に送金するにはFidelityに電話して指示

このブログではこの送金をするために必要な手続きをまとめていますが、実際に全部整った後にどうやって送金をできるんでしょうか?

答え:

Fidelity に電話して「xxxxドルをxxxx口座から登録済みのxxxx口座にInternational Wireしてください」とお願いします。

そうなんです、電話しないといけないんです。これが唯一面倒な点なんですが、高額になる手数料を考えたらこれぐらいなんとかしよう!って思いませんか?

「電話しないといけないんだったら、Wiseで対応するよ〜」という人はここで読むのを終了してくださいね。

いや、それくらい平気だよ!という人は続きをどうぞ!

Fidelityの電話番号は1-800-544-6666 、もしくはオンラインにログインした際に以下のような連絡先が表示されている場合にはその番号になります。

SMBC信託銀行プレスティア マルチマネー口座を開設

アカウントをすでに保有している人は不要、SMBC信託銀行以外に送金する場合にもこれは不要です。もし保有していない場合にはSMBC信託銀行の口座開設ページにしたがって開設します。

SMBC信託銀行インターネット口座開設

Fidelity Cash Managementを開設

Fidelityサイトで口座を開設するだけですが、2023年6月9日現在新規開設キャンペーンを行っているので、このプロモーションページから開設する方がお得ですね!$50のデポジットで$100もらえますよ!

Fidelity店舗もしくは郵送でAuthorization Formを提出

ここが面倒なんですが、設定するのは一度だけなのでここは面倒臭いと思わずにやってしましましょう。Fidelity店舗での提出を絶対的にオススメします!郵送で手続きをする場合、Medalion Signature Guaranteeが必要になり、さらに面倒になります。メダリオンについて知りたい方は本ブログ最後の別記事を参照してください。

このAuthorization Formですが、以下の方法でリンクを見つけることができます。

  1. オンラインでWire TransferをするようにTransferメニューから進んでいく
  2. 送金先にInternationalを選ぶ
  3. 以下の画面が出てきてこの中にリンクがある
Fidelity: How to complete this process by mail or in person

Step 1のTransfer money in US dollarsにリンクされているPDFフォームをダウンロードし、必要事項を記載します。そのフォームをFidelity店舗に持っていくだけです。Notaryも不要ですし、メダリオンも不要です。Fidelityの店頭での本人確認作業がメダリオンと同等になるようです。

PDFフォームは参考までにリンクしておきますが、必ずご自身でFidelityのオンラインアカウントからWire Transferを選んで上記画面を表示して、フォームをダウンロードするようにしてくださいね。

Authorization Formの必要記入事項

上でダウンロードしたフォームですが、International Wire送金先のプレスティアマルチマネー口座を指定する必要があります。

Bank Wire Standing Instructions

SMBC信託銀行側の情報はこちらのFAQ 83 他の金融機関から外貨建てで送金し、プレスティアの口座で受取れますか。を参照してください。

参考までに、私は以下のように入力して提出しました。外国送金を受領する際の必要情報についてを記入して印刷したものをFidelity店舗に持参し、窓口で相談しながら記入するのもありかと思います。

三井住友銀行を中継銀行にする必要があり、かつSMBC信託銀行とSWIFTコードがとても似てるんです!私は書類に下線を赤で引いて提出しました。

項目記入内容
Bank Routing/ABA NumberSMTCJPJT
Bank NameSMBC TRUST BANK LTD.
Account Number店番号-マルチマネー口座番号
例) 033-12345678
Account Owner Name(s)口座名義人
Address of Wire Recipient口座住所
City口座住所 市
State/Province口座住所 州/都道府県
ZIP/Postal Code口座住所 ZIP/郵便番号
Country口座住所 国
For Further Credit
Additional Details
Correspondent Bank Routing/ABA NumberSMBCJPJT
Correspondent Bank NameSUMITOMO MITSUI BANKING CORPORATION, TOKYO, JAPAN
SWIFT CodeSMTCJPJT
Name of CountryJAPAN

参考: SMBC信託銀行の金融機関コード(銀行コード)や支店コードを教えてください。

Fidelityからの通知を待つ

フォームを提出し、受理されるとFidelityからメールやテキストで通知がきます。登録が完了したら、Fidelity Cash Managementアカウントから送金することができますよ!

本ブログの最初の方の「送金方法: Fidelityに電話にて指示」を読んでInternational Wireしてみてくださいね!最初は小額で対応してみるのも良いかと思います!

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