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Watertown RMV Learner's Permit

マサチューセッツ州Learner’s Permitテスト2024年

マサチューセッツ州で自動車の運転をするためには、まずLearner’s Permit という日本で言う仮免許を取得する必要があります。このLearner’s Permitを得るには試験を受けて合格しなければなりません。この試験では、自動車を運転するにあたっての基本的な交通ルールを覚えているかどうかが試されます。

マサチューセッツ州では運転免許を16歳から取ることができ、その半年前の15歳と6ヶ月からLearner’s Permitを取得することができます。

今回このLearner’s Permitのテストを受けてきました。

目次

Watertown RMVで受講

この試験はマサチューセッツ州にある各RMVで受けるか、もしくは自宅でオンラインで受けることができますが、私はRMVで受けてきました。

試験の前に手続きがありますが、以下の流れで行います。

  1. オンラインでRMVのアポイントメントを取る (参考: マサチューセッツ州RMVアポは翌日届くメールのリンクから日程を選ぶ仕組みに変更)
  2. 申請必要書類を準備する (参考: REAL ID, Standard CDL, & Standard ID Card Documents Checklist)
    • PROOF OF LAWFUL PRESENCE / PROOF OF DATE OF BIRTH … 1部
    • PROOF OF SOCIAL SECURITY NUMBER … 1部
    • PROOF OF MASSACHUSETTS RESIDENCY … 2部 (Real ID) / 1部 (通常ID)
  3. 予約時間にRMVに行く
  4. 訪問目的のLearner’s Permitを受付で伝えて、予約時の電話番号を伝える
  5. 予約番号の紙を受け取る
  6. 予約番号が呼ばれたら該当カウンターに行く
  7. 申請必要書類を指示通りに提出する
  8. 免許に使われる写真を撮影する
  9. 視力試験を計測器を覗いて行う
  10. 視野試験を同じ計測器を覗いておこなる
  11. 試験をRMVで行うか、自宅で行うかを聞かれる
  12. RMVで受けることを伝えてその場で試験料を現金もしくはカードで支払う

全ての手続きが終了するとすぐに試験を受けます。RMVにはLearner’s Permit試験専用の部屋があり、その中には試験用のコンピューターが12台ほど設置されています。小型のテレビのような画面で、かつ問題の音声が再生される設備になっていました。

試験について

試験そのものは全25問中18問正解すると合格で制限時間が25分という形式でした。広範囲から問題が出題されるので、事前のテスト勉強はやはり大事ですね。オンラインの模擬試験や、Mass RMVのDriver’s Manualで勉強したおかげで無事合格することができました。すでに運転免許を取得した友達に流れを聞いたり、両親にテストについて相談もしました。

事前に両親からJOL (Junior Operator License) という16歳から18歳までのドライバーを対象とした問題が出題されると聞いていたため、注力して勉強していましたが、ここを対象としたルールに関する問題は2問ほどしか出てきませんでした。

私の運転免許対象は Class D と呼ばれる自動車のための免許だったため、ここを中心に勉強していましたが、このClass D以外のバイクに関する問題やトラックの免許についての問題も出てきました。わからない問題は無理に回答して間違えるよりも、回答せずにスキップすることができるので、このあたりの問題はスキップで対応しました。

問題の一部

すべての問題は覚えていませんが、一部出てきた問題を記しておきます。このブログを読んだ人の参考になればと思います。

  1. JOL対象者が初めてスピーディングで捕まった時のペナルティは?
    1. 30日と200ドル
    2. 何もなし
    3. 30日と100ドル
    4. 1年
  2. JOL対象者のBAC (blood alcohol content)への影響度で正しいのはどれ?
    1. リカーよりビールの方が影響度が高い
    2. ビールよりリカーの方が影響度が高い
    3. 運転する車による
    4. (失念)
  3. 以下の標識の意味は何?
    1. At junction
    2. Stop
    3. End of the road
    4. Split
  4. 以下の標識の意味は何?
    1. Pedestrian crossing the road
    2. A school zone
    3. Playing at playground
    4. Pedestrian running
  5. What does BAC depend in driving?
    1. Time for the alcohol to impaired over time
    2. Driving in high speed
    3. Amount of alcohol in the body
    4. Type of a car to drive
  6. What is the most important thing to consider while driving motorcycle?

最後に

広範囲から出題されるのでどこかに的を絞って勉強するのは得策ではないと思いました。オンラインのサンプルテストを何度も受けたり、Driver’s Manualを覚えることが重要です。

それから試験はわからない問題はスキップすることも重要です。間違えるとその時点で不正解数が増えていき、仮にその後に出てくる問題がわかったとしても回答することができなくなります。スキップ回数は7回までの制限があるので、そこだけは注意しながらうまくスキップも使うと良いと思います。

参考リンク

マサチューセッツ州RMVアポは翌日届くメールのリンクから日程を選ぶ仕組みに変更

2024年2月現在の情報なので今後変更されるかもしれませんし、訪問目的によって流れがもしかしたら異なるかもしれませんが、少なくとも Learner’s Permit の RMV アポイントメント (訪問予約) はちょっと面倒な手順になりました。

以前のようにその場でカレンダーを見て空いている枠を選ぶのではなく、一度訪問目的を送信してから翌日に届くメールに記されたリンクから希望日程を選ぶ仕組みに変わりました。

目次

予約の流れ (2024年2月現在)

  1. RMVサイトのAppointmentsから訪問者情報と訪問目的、そして希望のRMVを選んで送信する (詳細は以下)
  2. Wait Listに入り受付確認のメールが届く
  3. 翌日 (深夜0:30ごろ) にメールが届きメール内のリンクにて希望枠を選択する

予約フォームの送信

1. myRMV Online Service Center の Appointments をクリックする

Appointmentsへの移動画面
Appointmentsへの移動画面

2. Schedule a Service Center Appointment をクリック

Scheduling Services
Scheduling Services

3. I’m not a robot をクリックして Next で進む

Get Ready
Get Ready

4. 申請者の名前、メールアドレス、電話番号、言語を入力して Next で次に進む

Mass RMV Customer Information
Customer Information

5. アポイントメントの目的を選択して Next で次に進む

Mass RMV Select Category
Select Category

6. サービスの詳細を選択して Next で次に進む

Mass RMV Select Service
Select Service

7. 希望のRMVの場所を選択して Next で次に進む

First Preferenceに空きがある場合にはそこからしか通知が来ないようなので、希望の順番に入れておくほうが良いです。もし、他のRMVの空き状況も「確実に」見たい場合には、そのRMVを First Preference にしたリクエストもしておくと良いです。(詳細は後半)

Mass RMV Select Location
Select Location

8. 入力内容を確認し Submit で送信

今まではこの段階で日程を選ぶことができたので、計画が立てやすかったんですよね。それが送信するだけになり、そして翌日以降に届くメール内のリンクからの予約だけになってしまいました。

Mass RMV Summary and Submit
Summary と Submit

9. 先の手順で入力した電話番号とメールアドレスに通知が届く

予約リンクメールを開いて希望日程の選択

予約可能な枠がある場合は翌日にメールが届きます。

0:30前後に予約リンクがついたメールが届きました

その中に含まれているリンクをクリックすると以下の画面が出てきて予約をすることができます。2024年2月15日の夕方にリンクをクリックしたところ、ほとんどが1ヶ月後の空き状況でしたが、翌日の2月16日の1枠も表示されていました。

リンクの期限は通知が来た日の23:59までなので、希望の枠が見つからない場合には改めて予約フォームの送信をします。First Preferenceの場所を変えるのも一案です。

Mass RMV 日付と時間枠の選択
日付と時間枠の選択

人気のRMVは1ヶ月前アポイントメントを目標に

コロナ前は朝早くからRMVに並んで対応すれば良かったのが予約制になり、予約の仕組みもよりややこしい仕組みになってしまいました。Watertownは人気なので、空きが出るのはだいたい1ヶ月後の枠のようです。偶然キャンセルが入るとそこに割り込むことができそうですが、タイミングよくそれが開けるとも限らないのでできるだけ早めに予約をするのが良いですね。

人気のRMVが開放されるのを待ちたい場合

最適な方法はないのですが予約フォームの送信を毎日しておくことで、空きがある場合は翌日にリンクメールが届きます。上の画像のように直前のアポイントメントが開放されることがあります。毎日こまめにリクエストしてリンクを取得することで、運が良いと希望の人気のRMVにて直近の日程がとれる可能性があります。

Watertownのアポ開放日は6週間後

参考までに2024年2月21日 (水) 時点での空き状況で解放された日は6週間後の2024年4月3日 (水) でした。

2024年2月21日 (水) のWatertownの空き状況

よって、予定を入れたい日が決まっている場合は、6週間前の前日に予約フォームを送信し、翌日に受領したメール内のリンクでアポ確定するのが良さそうですね。

  • 🟡 予約フォームの送信
  • 🔴 受領メール内の予約リンクでのアポ確定
  • 🟢 最新の開放日
2/18
 
2/19
 
2/20
🟡
2/21
🔴
2/22
 
2/23
 
2/24
 
2/25
 
2/26
 
2/27
 
2/28
 
2/29
 
3/1
 
3/2
 
3/3
 
3/4
 
3/5
 
3/6
 
3/7
 
3/8
 
3/9
 
3/10
 
3/11
 
3/12
 
3/13
 
3/14
 
3/15
 
3/16
 
3/17
 
3/18
 
3/19
 
3/20
 
3/21
 
3/22
 
3/23
 
3/24
 
3/25
 
3/26
 
3/27
 
3/28
 
3/29
 
3/30
 
3/31
 
4/1
 
4/2
 
4/3
🟢

直前での予約のコツ

事前に予約フォームを送信せずに直前に枠を取りたい場合、個人的に数日この仕組みを使った経験として、以下のことをやっておくと良いと思います。

  1. RMVオフィスを広域で複数選択し、複数の予約フォームをそれぞれのオフィスをFirst Preferenceに設定した形で送信する
  2. 翌日に届いたリンクにて第一希望から日程を確認し希望日程の予約を確定させる
  3. 第一希望のRMVで予約できなかった場合、改めて上位希望のRMV予約フォームを改めて送信する
  4. 2と3を繰り返す

私の第一希望はWatertownでしたが、手順1で希望日程が見つからなかったため、第二希望の別の場所の予約フォームを翌日に送信し、そちらで希望日程を確定させました。予約の初日からそれをしておけば、あわてて翌日に第二希望を探す流れが不要だったので、最初からしておくことをオススメします。

例えば、第一希望から第三希望が以下だった場合、上記の手順1にてそれぞれのRMVをFirst Preferenceにした予約フォームを異なるメールアドレスと電話番号で予約をします。

  • 第一希望: Watertown
  • 第二希望: Revere
  • 第三希望: Danvers

異なるメールアドレスと電話番号のペアが複数必要になるので、家族の電話番号などを駆使して対応する必要があります。

皆様もうまく希望の日程と場所で予約がとれますように。

RMV Entrance

I-539 (H4ビザ) 承認待ちでのマサチューセッツ州運転免許の更新は玉砕

現在H4ビザをI-539で申請中 – In Process – 状態でBiometricsも完了しているが、承認待ち

しかしながらマサチューセッツ州の運転免許期限が切れてしまうため更新期日にRMVを予約して行ってきた

必要書類

マサチューセッツ州の運転免許取得・更新に必要な書類は以下の通り (詳細はMass RMV Identification Documents Checklistを参照のこと)

  1. 在留資格証明 – 1部
  2. ソーシャルセキュリティ番号証明 – 1部
  3. マサチューセッツ州在住証明 – Real IDの場合は2部、Standard IDの場合は1部

2と3は問題ない。3の州在住証明が何らかの理由で1部しか用意できない場合にはStandard IDで申告すれば免許証は発行される。

問題は1。日本人である以上、この書類の中で準備ができる唯一の書類は外国のパスポート (日本のパスポート)。それに有効なビザそしてI-94が必要になるのであるが、現時点ではそのビザの承認待ち状況。

現在のH4 Change of Statusで申告している状況は、主となる承認されたH1Bビザを保有している配偶者がいるので合法に在留できるのであるがMass RMVが求めている書類が揃わないのである。承認されるとI-797Aが発行され、それが必要な書類なのだが承認待ちなので当然持っていない。

在留資格証明の対策

とは言っても、なんとか更新をしてもらいたい。手ぶらでいくわけにはいかないので、1により近く、揃えられる以下のものを持参する。

  • 配偶者のI-797A (H1Bビザおよび添付されたI-94)
  • ケースI-539(H4ビザ)申請中のI-797B
  • 状況を説明したレター

アポイントメント当日

RMV Entrance

今回は初めてMass RMV Revere。たまたまアポがとれたのがココだったのと、偶然にも横にUSCISのBiometricsセンターがあることから状況を理解してくれるのではないかという淡い期待も持って訪問。

第一の関所 -受付

受付では申請書と書類を確認し、整理番号が発行される。ここで落とされればアウトだが、まずは第一関門はクリア。そのまま待合座席で待機。

1時間40分くらい待っただろうか。ようやく順番が呼ばれる。

第二の関所 -窓口

案の定、Proof of Lawful Presence (在留証明) で引っかかるが現在Pending中であること、H4はH1bのDependentがとることができること、Biometricsも完了していることも説明し、手続きを進めてもらえないかどうかを交渉。

状況は把握してもらえたのか一通りの更新手続き開始

  • 写真撮影
  • 視力検査 (文字、色、側面の点滅)

これは状況を理解してもらえて免許更新をしてもらえるかもしれない!

結果

Application Status Letterというものを受領

状況としてはやはりProof of Lawful Presenceが必要とのこと。配偶者のI-797Aと、自身のPending状態のI-797Bでは認めてもらうことができず、マサチューセッツ州の運転免許の更新はできなかった。

窓口にて改めてビザの扱いなどの説明もするが、必要とされている書類が揃っていないため発行できないとのこと。窓口担当は至って親切な方であり、嫌な気持ちは一切なかった。ルールに従って手続きを進めてくれており、もしかしたらなんとかできるかもしれないと機械に入力してくれていたのかもしれない。ここはしつこく食い下がって問題を起こしても得策ではないので仕方なく諦めることにした。

もしかしたら、例外的にH4のPending状態でも免許の更新を認めてもらえるケースがあるのかもしれないが、今回はそのような状況は起きなかった。

カリフォルニア州だとAB60と呼ばれるもので、このような状況下においても更新ができるように理解できるが、そのようなものがマサチューセッツ州にもあればなんとかなったのかもしれないのに。

兎にも角にもH4ビザの進捗状況が早く進みI-797Aが発行されることを祈るばかりである。それまで更新ができないのだから。

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